第10話 ジレンマ

メールの関係なのに……… いつから? なんだろうこの気持ち

二人で一緒の時を過す程に

抱きじめたい   触れたいが大きくなって‥‥

逢いたいはこの頃いつも頭にあった…… 逢いたくて切なかった

じゅんも同じように思ってくれてたんだよね

ほんとではないけど 言葉での事なんだけど

あたし達は抱きしめてキスをしたんだ。

確かに抱きしめ口づけを交わした 心が満たされていた…

今まで感じた事のない不思議な感覚だつた。


あたしの体の中に、子宮に爆弾があるせいなのか

男性との関係が営めなくなつたあの日

結婚まで考えていた恋人は

「結婚は色々あるから」

「当人同士だけじゃなくその家族も」

「愛しててもできないなんて‥・ごめんね無理だ」


あの時から

もうこの先誰かを好きにはなれないなあ~って

あんな思いはしたくないし…

一人も案外楽だし大丈夫 そう思うことにした。

なのに………


そんな思いはいとも簡単に吹き飛んで

心はじゅんでいっぱいになつた。

「言霊ってすげ―」じゅんはよくそう言う

確かに言葉って凄い。 じゅんに会うことはできていないが

彼が優しくあたしを労わってくれるのも 

たまに意地悪してお互いを傷つけてしまう事も

甘えん坊なとこも  エッチなとこも全部こうして二人言葉を交わして過ごした

その先に辿りついた関係で知り得てきた事なのだから。


じゆん

君に出逢えたことは偶然が重なっての事なのかもしれないけど

これってもう

偶然じゃなく必然。  必ず出逢う運命だったのかも…。 なんでね

じゆんとの時間が大切で愛しさが温れていた。

朝起きて「おはよう」から夜眠りに就く「おやすみなさい」その時まで

じゅんでいっぱいだった。

じゅんあなたも あたしを想ってくれていたんだよね。二人は一緒だったよね。


中途採用のO君は22歳‥……じゆんも同じくらいだろう

同乗で仕事を教えているが… …… うううやつば若い

運転している姿をじっと見ていた

リアルで会ったらじゅんどんな顔するんだろなあ~

仕事場で一緒とか意外と楽しそう……

あはは仕事中に何を考えているのか……やばいな

なんて思っているのにも関わらず


「ねえ10この年の差つてどうなん?」「恋愛対象になる?」

何て事を聞いてみた

「好きならいいんじゃないですか」「年で好きになるわけじやないですから」

「でも俺はないですかね」…………  ハッハッハッ  こんにゃろだな

まっ  そうだよね  でもじゅんは好きだと言ってくれてるから

いいっか ………… うん…………


最近少しあたしは浮かれすぎているようで

知らない間に笑顔……… いや違うな  にやけているようだ……

事務のUさんに 「嬉しい事でもありました?」なんて言われた

ほ~ 顔に出るもんなんだと思いながらまたにやける

そう仕事でも嬉しい事があつた

あたしが主任になれたんだ……… やつた ふふ 嬉しい…


まっ大して今までと変わらないけど……

「主任あのぅ~ 主任‥」まだ慣れていなかった呼び方に


(最近じゅんとのイチャイチャは昼休憩の車の中デスクで一人の時

ホントに時間があれば所かまわずに一緒に過ごしていたせいなのか)


「えつ週2って何言って もうつて‥………」 げっ!!(◎o◎ ;)

「えっ?」 「えっ?」

週2ではなく………………て  主任

おそらく顔も耳も真つ赤になつていた……「主任は………あたし」

あああ気持ちも浮かれてあほあほになってるけど

耳もおかしくなってるみたいだ

じゅん マジであたしやばいな……

どうするうする  どうするあたし

あはははは………

もちろんじゅんには爆笑された………

シャキッしようっと


【レオ(じゅん)】

なんか変な感じ バチャールなのにこんな感覚始めて

言霊スゲーてすげなぁ リアルみたいに、、、

てか 主任を週2と勘違いなんて フフフ

大爆笑だよ


色々会話するほど好きが溢れて 会いたいが加速している けど、、、

実は、、、ちょいとした複雑な問題解決してからて 思ってた俺


しずかもしずかで

結婚を考えていた人がいて 辛い思いしてたなんて

そりょあ言えないよな


たただた未知な体験で 舞い上がってた 俺はアホウだ

そんな深い闇を抱えながら、、、やっぱ大人だ しずかは

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