同作者さんの制作ゲームとリンクするダークファンタジー

1章完結おめでとう御座います！続きは未定とのことですが、現時点でも思う存分に楽しませていただきました。
よまも原作は基本はのんびりほんわかユーモラスな雰囲気で進みつつも、油断したところでピリリとしたシリアスが襲いかかる落差が持ち味でしたが、こちらはひたすら陰鬱でリアルな悪意が渦巻く泥臭いファンタジーといった作風でした。
たいてい様の絵柄は低年齢向け作品のような緩さを備えていますが、本作ではそれとは少々外れた劇画タッチなイメージが浮かんでくる空気感だと個人的に思いました。

暴君の評価は後世のよまも作中でも賛否両論の様子でしたが、王子様の境遇を見ていたらそうなっても仕方ないだろうなと思えてきます。最後にようやく二人三脚が成立したわけですが、彼らに順風満帆な未来は訪れないと既に決まっているだけに辛いものがあります。

しかし、それでも覚悟を決めた2人の今後は非常に気になるところです。新作ゲームなどの事情で時間はかかると思われますが、急がず焦らずで続きをお持ちしております！お疲れ様でした！