過労で倒れた青年が転生した先は、まさかの「苔」。目も口もない状態から鑑定や探知スキルで周囲を把握し、光合成でコツコツ経験値を稼ぐ序盤は、人外転生ならではの手探り感が楽しいです。レベル上限で現れる進化先を、生き残るために理詰めで選ぶ場面には毎回ワクワクしました。弱者が知恵と工夫で格上に挑む、成長型主人公の王道を堪能できます。
一方で、ステータス表示が頻繁に挟まり、数値の確認が続く場面は少し冗長に感じました。ゲーム的な楽しさの裏返しではありますが、もう少し絞れば物語のテンポがぐっと良くなりそうです。
植物から昆虫、動物、ドラゴンへと進化の道筋が広がっていく章立ても魅力的。ここ二か月ほど更新が止まっているのが残念ですが、続きを楽しみに待っています。