第30話 「芳香を百世に流せぬばかりか、もはや腐臭を遺す事も出来ぬとは!」
出典:
帝位簒奪の一歩手前まで辿り着きながら、病魔によって無念の退場を余儀なくされた東晋の最高実力者・桓温の無念の叫びより。
なお、出典などの詳細は忘れてしまったので、ひょっとしたら彼の「男子、芳を百世に流す能わずんば、亦当に臭を万年に遺すべし」という台詞を基にした、何かの創作の言葉だったやも知れませんが… 私の中では「桓温と言えばまずこれ」というぐらい定着してしまっている、印象深い台詞です。
再び中華を統一した偉大な皇帝として名を残す(芳香を流す)事が出来ぬばかりか、もはや簒奪者として悪名を史書に刻む(腐臭を残す)事すら出来ぬ! そんな彼の病床での思いは如何ばかりであったのか…
特に「例え悪名であろうとも」という辺りが、普通の人とは一味違う彼らしさ、という感じで強く印象に残っております。
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