空挺団の狙撃手・石動が、ヒグマとの死闘の果てに辿り着いたのは剣と弓の世界。
銃が存在しない事実に絶望しつつも、「無いなら作る」と宣言する姿が痛快。
撃つことはプロでも造るのは素人──
そのギャップを埋めるため、渡り人の力と周囲の助けを借りながら鉄砲鍛冶として試行錯誤を重ねていく工程が読みどころ。
新兵器としての銃が世界に与える影響は大きく、本人が気づかぬまま運命が動き始める。
ガンマニアの情熱と異世界ファンタジーが噛み合い、リアルな知識と冒険のワクワクが同居する一作。
狙撃手が異世界で“自分の武器”を取り戻すまでの奮闘が熱い。