心の支えって…

葵羽

プロローグ

 最近は仕事で嫌なことも増えてきて毎日が切羽詰まっている俺にとって、忙しいあの子とLINE電話できる週1のひと時は最高に甘酸っぱい瞬間だった。



 則包和也のりかねかずやには想いを寄せる1人の女性がいた。それは同い年の美咲みさだ。美咲は和也の幼なじみで、小中高と同じ学校に通っていた。しかし大学生になり美咲は県外の大学へ進学。


 大学時代もLINEのやり取りは続けていたが、大学を卒業し社会人になってお互いに忙しくなり始め、だんだんと連絡を取る機会も減っていったのだった。

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