マスカット 尊き裸 隠れオシ 我は貴腐人 匂わせ上等
マスカット
尊き裸
隠れオシ
我は貴腐人
匂わせ上等
今回のお菓子は……
じゃん!!
さくらんぼの女王に続いての高貴なレディ。
マスカットの貴婦人です。
『タルト・オ・レザン』 葡萄のタルトです。
元々マスカットを使った
都会に出回るアレキサンドリアとかマスカットのお値段が高すぎて、ずっと巨峰で作っておりました。
昨今、お手頃価格の良きシャインマスカットが手に入るので、マスカットに切り替えております。
作るのは昔ながらのフランス菓子スタイル。
中に入れ、焼き込むタルトです。
このような古典菓子は、素材の良さと腕がとても重要で、フルーツを切って載せるフルーツ頼みじゃ、誤魔化せないのです。
マスカットの皮は沸騰したお湯で30秒ぐらい茹でて、一粒づつ丁寧に剥きます。
一昔前はマスカットも巨峰も種入りが美味しい主流でしたから、ステンレス製の耳かきでそうっと、無駄に傷つけ水分が出ないように上手に掻き出しました。
(竹の耳かきは数回使うと水分でしなりが戻って、真っ直ぐの棒状になっちゃうんです)
シャインマスカットは、その点種が無い分作業が
クッキータルト生地を空焼きし。
卵黄のメレンゲみたいなの(正式名称はパータボンブ)と、バターと、アーモンド粉、などを混ぜ合わせたクリームを作ります。
そこに香り付けのキルシュともう一品。
貴腐ワインをちょこっと加えます。
短歌に貴腐人と書いたのは誤字じゃなくて、由来はここからです。
マスカットの風味とアーモンドクリームを繋ぎ、香り高いものへと華やかさを持たせて、ワンランク押し上げる大事な要素。
前面に出過ぎず、ぷわん、と酒香るわけでもなく、べちょっと水分を増やさぬ程度に、お金を惜しまず高級貴腐ワインをちょっぴり入れるのです。
まさに隠れて貢ぐように推す!
タルト生地の上にアーモンドクリーム、マスカット、アパレイユ(卵を主体に作るどろっとして焼くと固まるやつ)、上部にたっぷりスライスアーモンドを載せ、粉糖を振っておしゃれしたら、30分焼いて出来上がり〜!
今回の短歌の初見の感想はいかがでしたか?
あえてBLを
お菓子の構成を読んでから、もっかいお歌を読んで、ふむなるほど、と楽しんでもらえたら嬉しいですね〜。
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