菊月の戯れ

君の上私の手綱引いてよね暴れさせるの?鎮めさせるの?


優しさに「好きだ」と泣いて困らせて抱かれた腕を思い出し寝る


思い出し好きだ好きだと口にする本人に伝わるはずがないのに


ぎゅっとされベッドでその後懇ろに熱の行き場がなくなるまでに


持て余す心の奥の燻りをあなた無しではもう消せないの


許さない三回半じゃ足りないのあと三回はいい夢見せて♡


胸弾む体が触れる僅かな間あの夜をまたリフレインして


背後から押し当てられて押し当てて欲のかたちを確かめるため


帰ったのその気にさせてそのままに私のことを想ってほしくて


縋り付く背中にぎゅっと爪たてて好きを叫んだ心と身


移されて酔ったあなたに啄まれ熱浮かされて酔ってしまいそう


長いとか短いとかじゃ測れないあなたのものが好きと理解わかってるのよ


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る