第27話・初めての鍛冶


 地下に降りて鍵の番号に従って部屋に入る。

 部屋はTHE鍛冶場って感じの場所であり、かなりの熱気を感じた。


 手ごろな椅子に座り、鉛のインゴットを取り出したいと念じる。

 取り出せた。


 流石ゲームだなと思いつつ、どうすれば剣を作れるのか考える。


 考えて、考えて、無駄に考えても仕方がないので、ライトノベルで読んだうろ覚えの知識で作ることにする。


 鉛のインゴットをトングのような器具で掴んで、炉の中にぶち込んで、風を送る器具があったので、それを使い風を送って炉の火力をあげていく、暫く待ってると色が変わってきたので、取り出してハンマーで叩いてみる。


 叩くと面白いように鉛のインゴットの形が変わっていく、取り敢えず、剣の形になるように叩いていく。

 ある程度叩いてくと形が変わりにくくなってきたのでもう一回炉に突っ込む。

 で、また叩く。

 炉に突っ込む。

 叩く。

 炉に突っ込む。

 叩く。


 なんだか楽しくなって来た。


 ピコン

 スキル【鍛冶】level1を獲得しました。


 職業【見習い鍛冶士】に転職が可能になりました。


 スキルを獲得でできた。

 そんでもって、職業も解放された、どうやら【鍛冶】は所謂職業系統スキルだったらし、まあ、【見習い鍛冶士】になるつもりは更々ないけどね。


 スキルを獲得したおかげか、気持ち形がより変化しやすくなるのを感じる。


 ひたすら叩いて叩いて炉に突っ込んで叩いてを繰り返していたら、大分それっぽい形となった。


 完成までもう少しかなと、取り敢えず焼き入れするかと思い、水を探すが見当たらない。


 しょうがないので、水魔法でも使えるようにならないかと思い、水を出す様子を想像していく。

 ただ、流石に世の中そんなにうまくはなく、水魔法の獲得は出来なかった。


 焼き入れは諦めて、もう何回か叩き剣の形にしていって気が付く、あれ?柄?つくれなくねって?

 

 慌てて、受付に向かい、つけれるような柄があるかどうか聞く、ついでに焼き入れの為の水もあるか聞いてみる。

 柄の方は1個1000ゴールドで刀身にそのままつけると勝手に接合するっていう便利なのがあったのでそれを3つと、何に水がいるのか不思議がられたが1000ゴールドで1メートル以上ある樽一杯の水を購入できたので購入した。


 それらを全部アイテムボックスに収納して、自分の部屋へと戻る。


 隣に樽一杯の水を出し、喉が渇いたので使う前にすくって少し飲んでから、もう一回、鉛を炉に突っ込んで赤くさせてから水につける。


 ジュウウウウウウ


 激しい音が鳴る。


 取り出す、もう一回、炉に突っ込んで焼き、叩き、形をより洗練させてから、水に突っ込む。


 ジュウウウウウウ


 激しい音が鳴る。

 

 取り出して出来た刀身に柄をくっつける。

 60センチくらいの片手剣が完成した。


 ピコン

 この世界で初めて武器を生産しました。

 隠しステータス器用が10上昇しました。


「お。器用が10も上昇した。ありがたいな。ただこれで武器は完成した訳だが、どんな性能してるんだろう?分からない。鑑定とかはスキル取らないと使えないしな。ほんでもってライトノベルのご都合主義らしく鑑定獲得とかも無理だし・・・。

 まあ、いっか、取り敢えず、柄が後2つあるし、剣をもう2つ作っていきますか」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る