学校

『学校』

子供の頃の話。小学校低学年の頃の話で、よく一人で下校していた時期があった。

そして、いつものように一人で下校していると『声』が聞こえてきたのだ。

僕は不思議に思い、声のする方に近づいて行くと、声はどんどん大きくなり『声』ではなく、それは『音』に変わっていた。

その『音』を聞いていたら何故だか分からないけど急に涙が出てきた。僕はその場にしゃがみ込み『泣いて』いると……「……だ、大丈夫か!?」

僕は突然声を掛けられ驚き、そちらを向くとそこには僕と同い年くらいの女の子が居た。

「だ、大丈夫だよ……」

と僕は慌てて返事をするが彼女は、

「……本当か?」

と言って顔を覗き込んできた。

その時僕は彼女の『目』を見て思った。

『……なんて『寂しい』瞳をしているんだろう』と。

だから僕は彼女に「うん、大丈夫」と答えた。

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