第1話 初旅 -失恋2-
浜松を出て、豊橋を目指した。
そして、そのまま名古屋へ向かい。
紀伊半島を巡って、大阪へいき神戸から四国を一周。
岡山から神戸、京都を経由した。
その後、琵琶湖湖畔を通り能登半島を目指し魚介に舌鼓を打った。
そこから、富山でラーメンを食べて新潟へ向かう。
その後は、南下。
群馬から東京。
横浜で中華を食べ、静岡県へと戻ってきた。
御殿場に着いたら速攻でさわやかでハンバーグを食べたのは言うまでもない。
そして、富士宮で焼きそばを食べ静岡へ。
静岡から浜松へと帰って来た。
帰ってきたら、もう8月もいや夏休みも終わりだった。
明日は、もう始業式だった。
僕は、家へ帰りついた。
長旅をしたマウンテンバイクは、すっかりくたびれていた。
玄関の鍵を開ける。
「尚弥!?」
「た、ただいま。母さん」
「少しは連絡しなさい、心配したんだから」
黒髪ロングの女性 新藤 遥は、両目に涙を浮かべていた。
1ヶ月半も音信不通だとそりゃあ心配もするよな。
「ごめん、母さん」
「いいのよ、無事に帰って来たのだから。
ほら、ご飯作るから食べなさい。
お父さんももうすぐ帰ってくるから」
確かに、お腹は空いていた。
満足にいっぱいは食べれなかったからな。
「とりあえず、先にお風呂が先ね」
母さんの優しさが心に沁みる。
僕は、そのあと着替えを持って風呂へ向かった。
◇
風呂を出ると父さんが帰ってきていた。
「おう、お帰り。尚弥。
随分たくましくなったな」
「ただいま、父さん」
父さんは、あまり変わらない。
ジムのインストラクターをしているから引き締まった身体をしている。
髪型も坊主頭。
「男児、三日会わざれば刮目してみろか、確かにな。
旅は、尚弥を成長させてくれたのだろうな」
「そうだね、いろいろ経験で来たよ。
ごめん、何の説明もなしに旅に出て」
「気にするな、俺も昔はよく行ったものだ」
僕は、そのあとも両親と旅の話をして夜を過ごした。
でも、2人は旅の理由については聞いては来なかった。
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