僕と恐怖の怪人

スマイル

第1話 人助けロボットログ!

20xx年前、日本独自に開発した。

人助けロボットログ。

その名のとおり、雑用や、料理。さまざまな仕事ができる人助けロボットだ。

使用方法も簡単で、一度その人を主人だと認識したら何でもいうことを聞いてくれる。ログが開発されたおかげで、人間はよく言えば自由気ままに悪く言えば自堕落な生活を送っていた。

僕もその一人だった。

僕の名前は上田 光(うえだ ひかる)まあ、言ってしまうとこの作品の主人公だ。

母親と、自分の二人暮らしをしている。

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「ログ、テレビ付けて~」


「ショウチシマシタ」


お昼のバラエティー番組を見ながら食べる昼食は最高だ。


「あー旨かったログ!皿かたずけといて」


「ショウチシマシタ」


ソファーに寝っ転がりながら見ていた僕のことを凝視していた母親はテレビの音を遮りながらいった。


「光!そんなグータラな生活をおくっていたら良い大人になれませんよ!」


「別にいいじゃん!なれなかったて!」


僕には、母あきれていることがわかった。


「しょうがないわねー全くもうっ母さん買い物行ってくるからね!」


「はーい」


母が買い物に出掛けたあと、僕は親友の寺川 大河(てらがわ たいが)と、

芦田 勇治(あしだ ゆうじ)ともに公園で遊ぶ約束があったのを思い出した。


家のドアをおもいっきり開け「ログ!鍵閉めといて!」といった。

あれ?返事が聞こえない、いつもだったらショウチシマシタとかなんとかいって返事をしてくれるというのにどうしてだろう?

聞き間違えかな?と僕は思いながらわざわざ靴を脱ぎ、ログを探しにいった。

部屋のすみにログを見つけた。


「なーんだ居たのか!居たなら返事ぐらいしてくれよ。。。。」


何か様子が変だ何も言わない。


「ショウチシマシタ」その声とともにログが殴りかかってきた。


「何すんだよ!」僕は、ログのを払いのけ二階へ向かった。


「たしかこのあたりに。。。あった!これだ!」


僕が探していたのはそう。対ログ麻酔ガンだ!

僕はそれを手に取りログに向けて二三発撃ち込んだ。

「ズドン」と鈍い音がしてログが、床に倒れこんだ。

ログが万が一、本当に万が一に暴走した場合この対ログ麻酔ガンを使い、暴走を止めろと言われていた。

(別に、説明書を読んでいたわけではない。ただ母親から聞いていただけだったので光が対ログ麻酔ガンの場所がわかっただけでも奇跡なのだ)

どういうことだ?そう思いながら銃を持ちながら一階におそるおそる階段を下り、開け放っていたドアから外にでようとすると、「キャー」という悲鳴が聞こえた。僕は、急いで外へ飛び出したがもう遅かった。

拳銃のようなものを持ったログが女の子に発砲していた。女の子はコンクリートの床に倒れ込んだ。


「なんで、お前が拳銃(それ)を持ってんだよ!」


僕は叫びながらログに向けて、何度も引き金を引いた。


「バンッバンッバンッ」拳銃を持っていたログは倒れた。

僕は女の子に駆け寄ったが、もう遅かった。完全に心臓が止まっている。


(僕は医学的知識は全くなかったが、心臓が止まっていることぐらいはすぐに分かった。)


「くそっ」僕が助けられなかった罪悪感をかみしめているとまたもや近くで悲鳴が聞こえた。


もうすでにログ(怪人)との戦いは始まっていたのだ。。。。。。

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