梅雨入りすると毎日ジメジメして鬱陶しいこの時期ですが、雨の止んだ夜の楽しみがあります。そう蛍ですよ蛍！うちの近所では6月の中頃の雨がやんでいる夜であれば一面に舞う蛍を見ることができます。比較的近隣には認知されている蛍の名所のようで、この時期の夜になると観光客が訪れるんですが、ちょっと困ったことが毎年あります。

公道との境界線が分かりづらい場所もあるため、うっかり人様の家の敷地に入ってしまう事もあると思いますが、このような事はまだ可愛い方で、畑を踏み荒らしてしまったり、ゴミのポイ捨てやたばこのポイ捨てなど毎年一定数の迷惑客がいます。マナー良く鑑賞してくれる人であれば一向に構いません。

あと、ホタル観賞でやってはいけないことがあります。看板を立てて書いていたり、ホタル観賞できる地域の紹介サイト等でも注意書きが書いていますが、それを守らない人も一定数いるので残念に思っています。

最低限ホタル観賞する時に守ってほしいルールが４つあります。

１．蛍を捕まえない持ち帰らない！

２．みだりに光を当てない、写真撮影でフラッシュを焚かない！

３．ごみを捨てない持ち帰る！

４．他人の敷地に入らない！

１.本当にやめてください。蛍の個体数が元々減少傾向にある地域もあり、もし持って帰ってしまうと蛍が減ってしまい全滅してしまうこともあります。湖岸の工事や気象条件によっては蛍が増水した川に流される事もありその地域で見れなくなるってことも実際にあります。

２.蛍は光でコミュニケーションを取っています。みだりに光を当ててしまうとうまくコミュニケーションが取れなくなり、正常な行動をとれなくなってしまいます。カメラのフラッシュもそうですが、車のライトや懐中電灯もできるだけ控えて欲しいです。

３.この時期ポイ捨てが多く、畑や田んぼにもゴミを見かけることがあります。自分の土地にゴミが捨てられていたら皆さん嫌ですよね？必ずゴミは持ち帰って下さい。また、たばこのポイ捨てはボヤ騒ぎや山火事などの原因になりかねないので絶対にしないでください。

４.結構守らない人が多く、川辺の方に向かう途中の畑や田んぼを荒らしてしまうことがあります。酷いと獣害対策に設置している電柵が破損しているケースや柵が勝手に撤去されていたりすることもあります。お願いですのでこういう行動はとらないでください。また、場所によっては野生動物の捕獲用の罠を仕掛けてあるケースもあり、思わぬ怪我や事故にもなりかねないので知らない土地の奥地には入らないようにしてください。

観光地として歓迎しますが、マナーを守らない人が増えると管理、維持が大変になるため、有料化になる可能性もあります。お願いですのでマナーを守って気持ちよく帰ってください。