猫好きの夢である『猫と話せる』事ができるようになった小夜は、その事を秘密にしている。
理由は、猫の会話を通して島中の噂話を知ることになってしまった結果、島の皆から耳年増だなんて呼ばれる事になったからだ。
乙女にとってこれは辛い。気持ちはわかる。
しかし、本当に秘密にする理由がそれでいいのだろうか?
そんな読者のツッコミをみごとにスルーして、小夜のマイペースなスローライフが、色々な人間模様と絡みながら進んでいく。
読み進めていく中で、小夜があまりにも自然に猫達と会話をしていくので、「この人秘密を隠す気がないのでは……」と、疑いたくなってくる。
そして、個性あふれる猫たちと、まるで自分が話しているような親近感を感じていることに気が付く。
猫と話すという猫好きの夢が叶うお話です。
登場人物も優しい人ばかりなので、読み終わった後にすごく幸せな気持ちになれます。
一日の中の少しの時間、ほっこり幸せになりたい人にお薦めします。