二千年の歴史を誇る大国、燿国。
その先帝の五番目の娘である二十三歳の凛風(リンファ)は、身内の謀反によって離宮に幽閉され、息を潜めるように生きていた。
そんな彼女には、十六歳のある時期の記憶が欠落しているという謎がありーー。
序盤では凛風が抱える欠落と、「記憶の封じ師」という存在、夢に現れる謎の人物が軸にして展開していきます。
不遇な環境に置かれながらも健気で優しい凛風が魅力的で、知らない異国へ踏み出していく姿は応援したい気持ちになります。
また、侍女の小鈴や、姉を気遣う思いやりのある異母弟の汀州など、脇を固めるキャラクターたちと温かくコミカルな掛け合いも魅力です。
五感をくすぐる食や、丁寧な生活描写も読んでいて楽しい。
なにより張り巡らされた謎の数々が、ページをどんどんめくらせてくれます。
重厚でロマンあふれる中華風ファンタジーをどうぞご堪能ください。
緋国の残酷だと言われている皇帝に嫁ぐことになった主人公の23歳の凛風。
この凛風。運命に振り回されている印象です。
その1 過去の記憶が欠落。
その2 従兄が大罪人。でも陛下の恩情で生きいる公主。(可哀想に同じ公主様からは、つまはじきにされていたようです)
その3 嫁ぎ先は戦争が絶えない国。そして皇帝は14歳。残忍と言われていますが、可愛い皇帝です。皇帝なので自分のことを「朕は」と言うのは普通なんですけど、皇帝である憂炎が言うと、一生懸命、背伸びをしているようで可愛いです。
その4 同じ后候補は小さい公主ばかり。面倒を見る凛風。それすらも楽しそうにされていますが。
その5 ……と。これ以上はネタバレしすぎになってしまうので、書けませんが、兎に角、後宮でのドロドロとしたお話ではなく、なんやかんやで、旅にでたり、青白い顔の、なんかが出たり。波乱万丈。
37話まで読了。今後の展開がどうなるのか。
皇帝も14歳の若さにして、心に闇を抱えていて、守ってあげたくなっちゃうんですよ。
皇帝、憂炎が主人公の物語も書けてしまえそうな、人生でございます。
初陣とかのストーリーとか書かれたら、泣いちゃうかも。
そして、もう1人、忘れてはいけない人がいます。
私の推しの、呪術師の睿(るい)様。
睿様の心情がね。切ないんですよ。言いたいけど、語るとネタバレに、なりすぎてしまうので言えない。
皇帝と睿様と凛風の関係性が、とても気になります。
あと、カッコイイのが窮奇様。誰、何? と思うかもしれませんが、そこは内緒。
窮奇様が素敵すぎます。グッズで簪とか佩玉とかないですかね。なんて思います。
展開が、驚く方向へ向かわれるので、良い意味に裏切ってもらえます。
オススメ作品です。
忘れられた公主と9歳年下の若き皇帝という設定に惹かれて読み始めましたが、気づけばどんどん物語に惹き込まれてしまいました。
物語は、故国で疎まれた凛風公主が、政略結婚で砂漠の国である緋国へ嫁ぐところから始まります。
しかも嫁ぎ先の皇帝である憂炎はまだ十四歳。
最初は、この二人、いったいどうなるの? と思い読みすすめましたが、少しずつ心を通わせていく過程がとても良いです。
凛風は穏やかで落ち着いた女性で、ただ守られるだけのヒロインではなく、自分にできることを考えて行動する芯の強さがあります。一方の憂炎も、まだ少年らしいところを残しながら皇帝として国を背負おうとしていて、その危うさと健気さを応援したくなります。
そして、何より気になるのが、凛風の忘れられた記憶。後宮での恋愛だけではなく、国同士の関係や過去の因縁、謎めいた出来事なども絡んできて、この伏線はどう繋がるんだろう? と続きが気になってしまいます。
二人の関係がゆっくり変化していくのを楽しみつつ、少しずつ明かされていく秘密を追うのが楽しい作品です。中華風ファンタジーや後宮ものが好きな方はもちろん、じれじれした恋愛と謎解きの両方を楽しみたい方にも、とってもおすすめです!。
二千年の歴史を誇る燿国で、名も忘れられた公主・凛風(リンファ)。
彼女が《緋国》へ政略結婚として嫁ぐことになった瞬間から、物語は静かに、しかし確実に運命の歯車を回し始めます⚙️📚
忘却された記憶、封じられた過去。
凛風自身も気づかぬ “鍵のかかった記憶” が、物語に不穏な影を落とします🔑🌫️
玻璃宮で孤独に暮らす凛風の姿は痛ましくも美しく、弟・汀州との再会では、家族の絆と凛風の決意が胸を締めつけます🌾💧
そして緋国へ嫁ぐ道中、彼女は自らの運命を受け入れ、「燿国のために生きる」という強い意志を抱きます。
その姿は、ただの政略結婚の駒ではなく、“国を背負う者の気高さ” を感じさせます👑🔥
緋国到着後、謎めいた封じ師・睿(ルイ)の存在が物語に新たな緊張をもたらし、さらに紅い瞳の美少年との邂逅が、凛風の未来にどんな意味を持つのか——
読者の心を強く惹きつけます🌙❣️
壮麗な世界観、政治と陰謀、そしてゆっくりと芽吹く恋の気配。
“行き遅れ公主” と呼ばれた凛風が、砂漠の若き皇帝の後宮でどんな愛と運命を掴むのか——
ただの恋愛では物足りない。世界観もドラマも欲しい!
そんな読者にこそおすすめしたい、壮大な恋愛ファンタジーです💐🔥
従兄弟が謀反を起こした事により、幽閉に近い扱いを受け存在すら忘れられた二十三歳の公主凛風(リンファ)。
しかし、政治的理由により緋国へと嫁ぐ事になる。
冷酷無比と噂のあるな皇帝の下へなど誰も行きたがらない。
忘れられ、行き場のない凛風にはうってつけだったのだろう。
そんな凛風がたどり着いた緋国で謁見した皇帝はなんと――十四歳の少年だったのである。
しかも、他の妃嬪はさらに幼く幼児や大きくても八歳と凛風が年長者のような立場に。
最初の殺風とした雰囲気とは裏腹に、和やかで穏やかに――なんなら和む後宮に思わず顔がニヤけます。
え、皇帝が既に可愛いんですけど。
好敵手である妃嬪すら可愛いんですけど、どうしたら良いのでしょう?
第一章は、まだまだ作品の入り口である。
記憶の封じ師とは、消えた凛風の記憶とは、まだまだ謎が多く残され続子が気になる所。
是非とも、第一章を覗いてみてはいかがでしょうか。
オススメです。
二十三歳の凛風は、停戦調停のため政略結婚をすることに。
相手は十四歳の皇帝、憂炎。
政略結婚のうえに年の差婚ということで、前途多難な幕開けのようですが、憂炎は皇帝として世を変えていく自覚を持った美少年。さらには、凛風に対して「僕の妻」と何度も口にする独占欲を持ち合わせています。
名義的には政略結婚とはいえ、運命の恋なのでは?
というところで、凛風の記憶が欠如していることが明らかになります。
タイトルにある「忘却公主」
そして、「記憶の封じ師」
これらが何を意味しているのか、非常にそそられます。
凛風はなくした記憶を取り戻すのか、それとも欠落したままなのか。
もしも記憶を取り戻したら、憂炎との関係はどうなるのか。
先の展開が楽しみな作品です。