森の空気や光景が丁寧に描かれており、冒頭から世界観に自然と入り込める魅力的な導入でした。
ヴィーとエルのやり取りは温かく、二人の関係性が柔らかく伝わってくるため、戦闘前の静けさに心地よい余韻がありました。
戦闘シーンでは、ヴィーの技量が流れるような描写で表現されており、弓と体術を組み合わせた戦い方が非常に印象的です。
森オオカミのボスとの対峙は緊張感があり、ヴィーの冷静さと仲間への信頼がしっかりと伝わる構成になっていました。
最後に村の名と二人の物語の始まりが示されることで、これからの冒険への期待が高まる、力強い第一話でした。
※読み合い企画からのレビューです
妖精たちに拾われた赤ん坊・ヴィーは、妖精女王と妖精たちに育てられ、立派な騎士へと成長した
本作品は、そんなヴィーを取り巻く人間関係や、時折起こる事件を中心に描かれた物語だ
相棒のエルや母親代わりの妖精女王だけでなく、王国の王様やギルドの人たちからも、ヴィーの評判は非常に高い
王国の危機を救ったから救世主だから当然の態度なのだが、そんな皆の好意が読んでいて心地よい
また、少々クールに見えるヴィーだが、思春期らしく性に関する興味がしっかりとあったりするところが非常に人間らしく、一般的なクールキャラにはない魅力がある
皆、ヴィーが大好き
本作品は、そんな優しい物語だ
だが、何も問題が起こらないわけでもない
ネタバレは避けるが、恐らく物語全体に影響を与える大きな問題が一本あり、それに対処していくのが本作品のメインストーリーとなるのだろう
レビュー当時はまだ片鱗しか見えていないが、何が起こるのか楽しみだ
読んでいて心地の良い物語をお求めの方は、是非本作を一読してみてほしい
きっとお眼鏡に適うはずだ