#136 またまた テレビの話
ただでさえ 記憶力が衰えてるのに130話も書いてたら
何を書いたか書かなかったかが 少々怪しくなってます
確か 番組の話は書いた気がしますが 受像機はまだかと
前とかぶる話もあるかもですが 笑って許して下さい
最近 15年ぶりにテレビを買い替えました
大きい方じゃないと言われましたが デカイ!
画面は 間違いなく初号機の6倍はあります
という事で 我が家の初号機から 記憶を掘っていきます
うちにテレビが来たのは ご成婚パレードより前だったので
小学校低学年の頃だと思います
家に帰ると テレビはテーブルの足のような棒4本で
支えられて 畳に座って見やすい高さになっていました
濃い紫色の別珍 いやビロード いや今はベロアかな?
のカバーが うやうやしく掛けてあります
横と後ろは熱を持つから と浅く 前面はたらりとテレビが
見えない程下がっています ピアノカバー… も今はないか
劇場の緞帳や関取の化粧まわしの下についている
金色のフリンジが裾についています
テレビを見る時は まずその緞帳?を 上にあげてから
ブラウン管の下側の枠にある電源スイッチを入れ
ダイヤルをカチカチ回して局を選びます 操作はすべて
画面下の スイッチやダイアルでするので 何かするたびに
たとえば 音量を変えるだけでも いちいちテレビの前まで行って
操作します
ちなみに 一週間前に来たテレビは全面画面で枠もなく
下方のラインに電源ランプがあるだけです
うちは 当時最新鋭の室内アンテナを購入したので 受像機の
上にとんぼの羽型のでっかいアンテナが置かれていましたが
通常は 屋根の上にアンテナを立てて受信するので そこから
引いたコードが部屋の天井や鴨居を蛇のように這いまわっているのが
普通 というかステータス? でした かも
最初は朝の放送 お昼は休み 夜は6時~10時 だったと思います
朝 おじさんが座ってるだけのただのニュース(しかもモノクロ)を
見て学校に行き 夜のお子様番組(15分~30分 生放送ですから)
を見る だけの毎日に ある日 「午後3時に放送があるらしい」との
大ニュースが… 急いで帰って テレビをつける
忘れもしません〝午後3時の映画劇場〟 始まったのはモノクロの
ふる~いフランス映画 しかも冒頭は雨…
なんや分からんけど見て 翌日
「これから毎日あるらしい」と聞いて また飛んで帰る 見る
同じ映画… 一週間毎日同じ映画が流れたんです これはほんとです
少しずつ放送時間が伸びて来て だから11PMは 内容もですが
11時にテレビを見られる! だけでウチラの間では話題だったんです
脱線しました そこから〝映ればなんでもいい〟から 電機会社の
デザイン競争になります
下についてたダイアルが横に縦に並んだり 枠を大きくして下や横に
スピーカーをつけて 音質を競ったり カラー化も各社の売りが
ありました
スピーカーが大型になるに従って テレビも大型化し
両サイドや下側にステレオ並みのスピーカーを入れ
全体を豪華な木彫で包み ブラウン管の前には観音開きの扉がつき
下の物入れにも木彫が施され 嫁入り道具に花を添える家具調テレビが
出現します (あったわ うちにも 場所取って邪魔やった)
狭いウサギ小屋に とことん大型化したテレビ… 悪い冗談ですよね
でも 一家が集まってテレビを見てた時代の最後の恐竜テレビだった
ような気もします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます