ゲェムオゥバァ【RE版】

渡貫とゐち

#序 これでゲェムオゥバァ?


 ……後悔だった。

 あの時の俺に、やめろと言いたかった。

 それができていれば、こんなことにはならなかったはずだったんだ――。


 言えたのならば、こんな悲劇を起こすことも、味わうこともなかったんだ。

 でも、それは全てを味わった俺だからこそ、言えるんだ。

 あの時の俺は、こんなことになるなんて、微塵も思っていなかった。


 未来が見える、そんな力でもあれば、『これ』を予測できたかもしれない。

 でも、俺にそんな力なんてありはしない。

 そんな都合の良いものなんて存在しない。


 色々なことを経験し、進んで、進んで、進んで。

 それで後悔した。これが俺の道なんだ。


 色んなことがあった。

 全てが悲しみじゃない。

 嬉しいことも、楽しいことも、色んなことがあったんだ。


 全てを否定しているわけじゃない。

 ただ、思っていることはある。


 もう一度やり直せたら――、同じ過ちは犯したくないって。

 興味本位でやるべきじゃなかったって。

 おふざけでやるべきじゃなかったって。


 そういう軽い気持ちでやったことが――今、この状況を生んでいるのだから。



 ………

 ……

 …



「私は――、あなたに殺されたいよ」





・まえがき・



 もっとできたなー、と思った今作。

 当時のガキっぽい感じが発揮されてます。


 このマッドサイエンティストめっ!! でも感じた、今だから感じる寒さ、みたいなものがありますね。ただ、それは私の感想なので、これが傑作だ、とか、逆に楽しめた、という人もいると思います。そこを取りこぼすのはもったいないと思い、解禁です。


 一作にひとりは、好きになってくれる人がいると思っていますので、極端なことを言えば「一億作品を書けば一億のファンがいる」のでは?


 そしてこれが、一億の中の一作です。



・おわり・


――本編はつづきます

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