正直イマドキのこういう長文タイトルは嫌だと思った。次の展開のずっと気になる迫力の正統派ファンタジーだからだ。何か、例えばルーク(主人公の名前3文字)とかパッと短文で印象に残るタイトルの方が合ってると思う。そして、騎士としての戦闘が中心のストイックな内容であるということがわかりにくい。「男が女を守る」というシンプルなスタイルというけれど、主人公の恋愛対象の女性も騎士であり、女騎士としてストイックで最強で、男主人公がそれを勝る最強の存在で守るというこの形がドストライクなんですよね(私が考えるファンタジーの小説もかならずその構造になっています)読んでいて、ずっといいところ、ずっと続きが気になる、ついついどんどん追って読んでしまうものがあります。これぞファンタジーだと思います。そして主人公が旗から見て納得の行かない行動をとるというのもついつい見届けなくてはいけないような気持ちになるツボなんでしょうか。ルーク、せめて剣くらい受け取れよ…(汗)まさかの素手とか(笑)こういう奇天烈な行動も物型の醍醐味というんでしょうかね。