11.わたしの決断

私は街の人々に挨拶回りをすることにした。

サチの意思を示すため。

そして、こそこそと動くよりはそのほうが良いだろうとも思った。


街に一つだけある薬や薬剤を取り扱う店はスルガの行きつけ。

店に入ると店主は私を二度見する。


「日頃からお世話になっております」

一応丁寧な振る舞いを心掛ける。


「な、なんだい!?急に!?俺なんかしたか!?」

その振る舞いは逆効果だったらしい。びくびくとしながらそう言うので、

「心当たりがあるのであれば、逆にお訊きしますが」と睨んでおく。


「俺はなんもしてない!」と全力で否定するので話を戻す。


「私は数日後、中央へ向かい、婚約者に会ってきます。しばらくこちらの屋敷を空けるので何かあればムールにお伝えください」

それを聞いた彼は態度をコロッと変えた。


「はっ、公務そっちのけで男の追っかけかよっ」

下らないというような態度を見せた。


相手がそう来るなら私も。

「誰もそれだけとは言ってないわ。会議に出るの。その足で会いにいくだけよ」といつものサチの振る舞いを見せた。


その姿には何の反応も見せず、

「で、わざわざ、そんなことを言いに来たのか?」と訊いてきた。


「今日は、伝えられていないことを伝えに来たのよ」

彼には予想外だったのだろう。驚いたような顔をして反復するように聞き返す。


「この街の人たちには感謝しているわ。あなたたちが居てくれるからこそ、私たちの生活が保たれている。この機会に、改めてそのお礼をと思ったのよ」

「そ、そりゃ、俺たちが居なければ、職員は集まらないだろうからな。当然、感謝してもらわなければ困る」と彼は鼻高々と語る。


「無事に婚約が果たされた暁には、トモーリをより発展させるために尽力するわ。それまでは負担を強いることになると思う……そのことはあらかじめ謝っておくわ」

そう言ってから頭を下げる。


「やれるなら早くやってもらいたいところだ。最近はあんたの悪評も手伝って、既に結構な損害を与えられてんだ。あまり猶予はないぞ。これ以上負債を抱えるようなら本気で出ていく。次期領主として、その尻拭いをするくらいの気概は見せてほしいところだ」

不機嫌そうに語った彼の言葉を、素直に受け入れる。


彼はそんな私の姿勢を見て、ばつが悪そうに言った。

「用が済んだなら、帰ってくれ。あんたが居ると客が離れる」

「分かったわ。では、また」

何も言わず帰ろうとすると、彼はわざわざ声を掛けて引き留めた。


「あんた中央に行くんだろ。今危ない輩があんたを狙ってるって話が出回ってる。特に中央から来る客は漏れなく話すような状態だ。気をつけろよ」とそっけなく言う。


「親切なのね?」

「勘違いすんな。あんたが死んだら、ろくでもない中央の連中が荒らしにくる。それが目に見えてんだ。奴らは南部のことなんてまともに考えちゃいない。権力や資源目当ての奴が領主になるくらいなら、まだあんたが威張ってたほうがマシさ」とその理由を語った。


「ふふ、誰が死ぬもんですか…それじゃ、あなたもせいぜい潰れないように頑張って」

私は私らしく応えてから、ドアを開いて歩き出す。

「簡単に潰されてたまるかよっ」

背後から聞こえてきた言葉に何の反応もせず扉を締める。


数少ない店をすべて回る。最後に訪れたのは鍛冶屋だった。


「嬢ちゃん、何しに……あっ、まさか何か不手際があったか?それとも、カンナが何かしでかしたか!」

どうやら、カンナはまだ信頼されていないようだ。


「いえ。数日後に中央へ向かうため、しばらく公邸を離れます。取引についてはムールのほうにお申し付けください、とお知らせしたく――」

そう説明すると残念そうな顔をした。


「そっか…中央となるとしばらく帰らないよな…寂しくなるな…。うちの武器と防具が役立つことを祈るよ」

「はい…」

「活かしてくれたら、あいつも喜ぶさ」と遠い目をするおじさん。

「そういえば、カンナは?」

「カンナは今は……」そう後ろを振り返ったおじさんは驚く。物陰に隠れるようにしてこちらをうかがっていたから。

「な、なんだ居たのか。そんなところで何してる?」


なにやら神妙な面持ちで彼女は私の前まで歩いてくる。

何を切り出されるのか。まさか、偽物とバレたのか。そんな嫌な予感もよぎる。


「あのっ!」

急に大きな声を出してくるものだから驚く。

「は、はいっ!何でしょうっ」

思わず、返事をしてしまった。

「私も連れて行ってはいただけませんこと?」

予想外の言葉に一瞬時が止まる。

「え、え?」

「は?お、お前、突然すぎるだろっ」

おじさんも知らなかったようだ。


「近々、中央へ帰るつもりで居たんですのよ。どうせ帰るなら一人より、誰かと帰ったほうが面倒事にも巻き込まれにくくなりますし、退屈もしないですしっ、私の知識も活かせるかと思ったのですわっ」

勢いよく言葉を連ねた彼女。


とりあえず、私個人のことではないと分かり安心するが、正直返答に困る。


「武器の手入れや修理はもちろん、獣の情報もお教えできますし、戦力にもなれます。ついでに中央の道案内もできますわ!」と自分を売り込むようにする。

厚がすごい。

圧倒されつつ、

「そ、それは助かるけど……」と答えるものの返事はできない。


頼りにはなるのだろう。しかし、私の素性を知らない人間を連れていくことは難しい。

かといって、嫌とも言えない。


「嬢ちゃんの迷惑でなければ、連れてってくれねぇか?」

追い討ちをかけるようにおじさんから言われて、ますます断りにくくなる。


「同行者にも確認を取らないといけないので、その判断次第にはなりますが、提案してみます」と答えるのが精一杯だった。


別れ際、「もし駄目なら、それでもいいですわっ」と明るく言ったカンナだったが、カンナが思っている以上に厄介な案件である。


屋敷で待っていたスルガは私が帰ってくるなり部屋まで着いてきた。

「浮かない顔ですが、何か言われましたか?」

心配そうにするスルガに先程のことを話す。


すべてを聞き終えて、スルガは渋い顔をした。

「当然、無理ですね」

「武器の修復とかできるし、獣のことも詳しいし、中央の道案内もでき――」

私の言葉に被せるように声を掛けてきたのは仕事から帰ってきたカイトだった。


「絶対に駄目です。何を企んでいるか分かりません」

そう言われては仕方がない。


諦めようとした時、ダリアが洗濯物を持ってくる。

「どうしたの?」

「鍛冶屋のカンナさんが旅に着いていきたいと言い出しまして…」

「あら…」

「現実的に考えて無理でしょう?」とカイトはダリアに問いかける。

「そうねぇ……でも、鍛冶職人の子でしょ?なら色々と役立つんじゃないかしら?」

「私もそう思ったんだけど……」

とはいえ、本当のことを話すわけにもいかない。そう言いくるめられてしまった。


話は終わったとばかりに歩き出したカイトは、

「私が断りを入れてきます」

と部屋を出ていく。

「待って!私も行く!」

部屋を出ていく彼を追いかける。


一緒に断りに行くわけではなく、詳しく話を聞くつもりだった。




「おう、また来たのか嬢ちゃん。カンナのことかい?」

カイトは歩み寄る。

「そのことなんだが…断りに――」

「カンナを借りることはできますか?」

カイトに断られる前に、話を切り出す。


「お、お嬢様っ?」

強引なやり方にカイトは戸惑っていた。


「それは構わないが…何かまずいことしたか?」

「いえ、先ほどの話を詳しく伺おうかと思いまして」

込み入った話をするつもりはないが、念には念を入れての措置だ。

「それなら、いいぞ」

おじさんは快く承諾してくれた。


しかし、少々強引なやり方だったかなと後悔する。私たちに着いてくるカンナが怯えていたからだ。


領主の家に突然呼ばれたのだから無理もない。


「…突然言われたら、疑いの目も向けたくなりますわよね……もしかして、話によっては捕まってしまうのかしら…?」と戦々恐々だ。


屋敷の面会室に通す。ダリアに茶を用意してもらう。

それに口をつけたカンナは少しだけ落ち着きを取り戻したように思う。


「まず、あなたはなぜ、私たちに同行しようと思い立ったのですか?」

スルガが尋ねる。


「あなた方が中央に向かおうとしていることは以前から知っていたのですわ――」


出発する三人を偶然見かけたという。夜遅くから出ていく私たちを見て、不審に思ったようだったが、中央に住む家族からサチが中央に向かって動いているという噂があることを教えられていたという。

婚約破棄は周知の事実。だから、その時は何とも思わなかったという。


「でも、あなた方がすぐに帰ってきて、また準備をしているのを見て、あなた方が旅に慣れていないのではと思ったのです。私なら定期的に中央とここを行き来しておりますし、少しは役に立つかも。そう思って提案させていただいたのです」

その説明に私は納得した。

しかし、カイトらは渋い顔をする。


「カンナは武器商会と近縁らしいな。何か吹き込まれているのではないだろうな?サチに関する噂はサチを恨む商会の奴らが流布るふしたことだろう?」

それを聞いたカンナは明らかに不機嫌になる。

「そんなことは知りませんわ。私は気を付けなさいと言われているだけです。南部の人間というだけで、色々と言われる時代ですもの。何かあれば帰って来るように言われているのですわっ」と否定する。

「しかし、そんな人間に連れ添って里帰りなど嫌ではないのですか?家にも迷惑を掛けるかもしれませんよ?」

スルガは尋ねる。


「そもそも私は、貴族の人間と折り合いが悪いのです。それは家族も同じです。たまたま商会貴族との取引があるだけで、商会本体との接点はほとんどありませんわ。それに…」

不意に手を伸ばした、カップを取る所作は少し荒かった。

ぐっと飲み干した後、言葉を続ける。

「庶民の一族とはいえ、貴族と馴れ合うつもりも、貴族の言いなりになるつもりもありませんわっ。誰に何を言われても構いませんし、誰かに良く見られようなんて考えも全くありません。仮に何かを吹き込まれたとしても私は私の意志で動きますわ!」

その目はとても鋭い。


「そうですか…失礼しました。しかし、サチとそんなに親しい仲でもないでしょうに、なぜそこまでするのです?」

スルガは改めて質問するとカンナは考え込む。


「…そうですわねぇ…何から話したら良いのかしら……」

と言いながら話を始めた。


『南部の工房に人を寄越してくれ』

そんな要望が商会に届いたのが事の始まりだった。


商会は国内の業界の様々な管理と調整を任される組織。すぐさまその要望は国内に知れ渡った。

しかし、南部の田舎に行きたがる職人は現れず、無視されていたらしい。でも、カンナは興味を持った。


「元々私の家は一般庶民でした。父の努力が報われ、商会との繋がりができた。それは一族としては喜ばしいことですわ。でも、私はあまり喜べなかった――」


小さな頃から貴族に囲まれて育ったが、その環境に馴染めずにいたという。

成り上がりの庶民の娘であるカンナは庶民では到底通えない学舎に通えた。だから、親の七光りと言われ、周りからは良く思われなかったのだと語った。


家業を継ぎ、職人修行に明け暮れたが、貴族の子息たちばかりに仕事が回る現実に嫌気が差していた時、職人募集の話を聞いた。


中央から遠く離れた田舎なら、立場など関係なく評価してくれるのでは。

そんな淡い期待を抱き、皆が敬遠する仕事を二つ返事で引き受けたカンナだったが、初日にその期待は打ち砕かれることになる。


「武器商会に庶民なんていたのね。こんな素人が中央から送られてくるとは思わなかった……そう、あなたに言われましてよ」

睨まれて、ちょっとドキッとする。


本物のサチが言ったことだから、全く身に覚えはないのだが、ふとその場面が思い出される。

「そ、そんなこともあった……わね……ごめんなさい…」

深々と謝罪する。

それを見て、カイトとスルガは頭を抱えるようにした。


「そう言われても仕方ありませんし、子供の頃から言われておりましたから慣れていました。でも、この街で新たに人生を始めようとしていただけに、そんな事を言ってくださる、あなたの事がとても嫌いになりましてよ…」

まだ睨まれている。

いつぞや見たカンナの表情が思い起こされる。


「だから、あなたの婚約破棄を聞いて、清々せいせいしましたわ!このままどん底に落ちてしまえ!そう思ったほどですわ!」

その時の情景を再現するかのように熱がこもっていた。


「ここからどう転んだら、サチの役に立ちたいという思考になるんでしょうか…」

「今のところ、恨みしか無いな…」

二人が小声で話す。


そんな二人の会話に反して、落ち着いた口調で言葉を続ける。

「…でも、先日あなたが武器を作りに来た時、私の仕事をちゃんと評価してくださいました。私の作ったものを、それはそれは嬉しそうに手に取っていただけて。恥ずかしながら、そういう評価を頂いたのは初めてでしたのよ。あなたを見る目ががらりと変わるほどに嬉しかったですわ」

まるで、人が変わったかのようにそう教えてくれた。


「それでこうも変わるか?単純だな……」

「ですね……」

そう二人は呑気に言ったけれど、私はとても胸が締め付けられる思いだった。


「もちろん、中央に行く用事があって、出来れば誰かに同行したいという私個人の希望もあります。しかし、昨今のあなた方に対する世間の目を考えると、一緒に行く方が良いのでは?と思うのです」

そう訳を説明したカンナだったが、カイトは怪訝そうな顔をした。


「だから、自分が居れば安全とでも?確かに君の武術の才はその辺の人間より優れているだろう。でも、はっきり言って、君一人で事足りるのであれば、私一人で十分だ」

そう言い切った。


「本当に一人で守れるのかしら?相手はその辺の輩とは違いますわよ?次期領主の立場を狙う者ばかりか、金品目当ての人間が束で襲ってくるかもしれませんわ…。最悪、武器商会の物騒な派閥が動く可能性もありましてよ」


「物騒な派閥?」


「サチという人間を本気で憎み、潰すためなら手段を選ばない輩たちのことですわ…俗に言う史上最低の戦争屋……」

カンナは顔を強ばらせた。

「一年前の襲撃未遂事件の関係者は全員処分したはずでは?」

スルガは聞き慣れない言葉を話す。まるで当たり前の話をするように。


「しゅうげき…じけん…?」

何も考えず、 私は質問する。

「どうしましたの?」

驚いたようにカンナは私を見つめる。

そこで、まずいことを口走ったと悟る。

しかし、時既に遅し。


「な、何でもありません。その話をしてしまうとあの時の記憶が甦ってしまうようで、変になってしまうんです!」

スルガはとっさにフォローする。

「……そ、その話はやめてもらえるかしら……」とスルガの話に乗るのだが。


「え、えぇ……?襲撃した人間を自らの手でさばきたいと言って、実際に組織の本陣に乗り込んだのは誰だったのかしら……」

まるで、珍しいものを見るかのように言われるが、そんなこと一言一句知らない。

「え!?」

驚いたように反応してしまい墓穴を掘ってしまった。


「……あなた……ほんとうに…サチなの?」

疑いの目を向けられる。目をじっと見つめてくるが、その目を見ることができない。

「な…何を言うのっ」

「公人に向かって、失礼極まりないぞっ。本当に捕まりたいのか!」

カイトと必死に取り繕うのだが。

「最近のサチ様は人が変わったとしか思えないほど、おかしいですわっ」

彼女は何も聞き入れず、そう断言した。

もう無理だろう。


「お願い!このことは内緒に!」

立ち上がり、机に頭を付けて頼み込む。

「サチ!」

カイトは止めようとするが。


「…どういう…ことですの?」

カンナは私たちのおかしな行動に呆気に取られていた。


ここまでのあらましをすべて聞いたカンナは、これまでの疑問がすべて解決したようだった。

「そういうことでしたの……どおりで……」



「知られた以上は監視しておかないといけませんね」

「口封じもしておかないとな」

スルガとカイトはカンナを睨み付けた。


「あぁ…これは大変なことになりましたわね…私は無事に帰れるのかしら…」

カンナの顔に不安そうな表情が戻ってきてしまった。


「なら、着いてきてもらったらどう?」

「は?」

「いや、それは…」

「だって、私を狙ってるわけではなさそうだし、一緒に来てもらっても…」


その時、突然部屋の扉が開かれて一同に緊張が走る。

「話は終わったか?」

入ってきたのはムール。私たちはその姿に安堵したが、カンナは目にも止まらぬ早さで立ち上がり、深い一礼をする。


「り、領主様っ、この事は誰にも喋りません!ですから、お、お許しくださいませっ」

びくびくとしているカンナにムールは肩をポンポンと軽く叩く。

「許す、許さないはサチに任せる。これからのこともな」とカイトたちを目で牽制しつつ、私に判断を促した。


「なら、着いてきて!」

私は迷わず答えた。


「サチのことを頼むよ。それと南部領主の特例従者に定めるための契約をこの場でしたいのだが、いいかな?」

ムールは落ち着いた口調でそう話すとカンナは驚いて顔を上げた。

「従者……私が…?」


「サチの護衛ということになるからね。だから、報酬も出さないといけないし、有事の際の保険もかけなければな。でも、規律は守ってもらうよ?」

そう優しく接したムール。その所作にカンナは少しだけ落ち着きを取り戻すのだった。


「それは良いのですけど…本当にそんなこと…良いのでしょうか?」

カンナのような庶民が急に従者というのは珍しい。使用人として雇用され、認められて従者になることはあるらしいが。


使用人よりも深い関係になる従者は、信用、信頼が命。


「君の腕は確かだからな。野良の職人にしておくのは勿体ないと思っていた。護衛の任を無事に完遂した暁には、南部領主お墨付きの武器職人としての立場を与えることを約束するよ」

ムールはその思惑を伝えると、カンナは申し訳なさそうにしつつも、淑女らしい振る舞いで

「勿体ない待遇でございます……でも、ありがとうございます……」と頭を下げる。


「お墨付きの件はまだ検討中ということにしておくよ。今はあくまで護衛だ。ご両親や工房の皆さんには私から伝えておくよ。彼女の作った武器は大変優秀な出来だったため、今後の関係構築のために護衛の任を与えた……とね」

「ご配慮、ありがとうございます」


「サチのことは内密にね。それと、道中の君の荷物は逐一確認させてもらうよ。万が一のこともあるからね」

「はい」

「出発までの監視としてキキョウを付ける。武器職人の仕事に興味があるみたいでな、短い時間だが、現場の様子を見せてやってほしい」

「わかりました」

とムールに答えた後、改めて私たちに頭を下げた。

「これから、よろしくお願いします」


「こちらこそ、よろしく」

「くれぐれも怪しい動きはなさらないようにお願いしますよ」

「私の護衛の邪魔だけはするなよ」

三者三様の返答をした。


カンナは彼らの態度に怒りつつも、正式な契約を終えて、キキョウと共に帰っていくのだった。




















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