第4話
田畑
おお〜!
あいつらも出場するのか。
浜谷
ん?
銀次郎
え?
あいつらって?
キリッとした女子
データが足りない。
もっと他校の演者の情報が必要だ。
3年は場感がわかるはずだから、このバインダーのページのここからここのデータをくれ。
上級生A
ああ、わかった。
後輩部員A
先輩!
ここはどうすればいいですか。
上級生A
ああ、それはだな。
手短に説明しよう。
キリッとした女子
後輩、お前達はまだ入ったばかりで何も知らない。
夏演祭まで時間がないんだ。
早めにお前達には知ってもらわないといけない。
浜谷
・・・。
あそこにいる人達
全員女子だ。
銀次郎
ああ。
オーラが違う。
田畑
ああ・・・あそこにいるのはな
大山第二女学院演劇部。
通称・第ニ。
周りからは宝塚歌劇団って言われているんだ。
銀次郎
タッ、宝塚歌劇団・・・!
何かカッケェな!
浜谷
おお・・・。
確かに格好いいな。
田畑
講演会にはよく出るんだけど。
順位がつく大会には普段は出ないんだ。
伝統のある高校だからかな。
そんないつも出ない高校だけども、奴ら競争心が強い、だからかな。
今年は出場するみたいだ。
銀次郎
ふ〜ん。
一応出るって感じなんだ。
じゃあそんなに強くないって感じなのか。
浜谷
あっ・・・銀次郎・・・お前。
(まずい予感が)
銀次郎
ん?
何だよ?
田畑
おい!
んな訳ねーだろ!
ばか銀次郎!
銀次郎
うぇっ!
す、すみません!
浜谷
・・・。
(やっぱりか!)
(危ねー!)
お前はすぐ不用意な発言をするからな。
銀次郎
思った事言ったってイージャンかよ〜!
ワイワイワイ
チャラい演劇部員
ん!
ゲ〜何だあいつら〜。
うるさいやつらだな〜。
なぁ。
青海ちゃん。
?
私に聞いてこないでくださいよ・・・。
・・・。
えっ。
もしかして。
チャラい演劇部員
んっ?
どったの。
青海
は・・・まや・・・。
何でここにいるの。
チャラい演劇部員
えっ、何?
知り合いなの?
青海
・・・
来てしまったのね
あなたも
演劇の世界に
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