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少年の声（SS版） 第二部・夏演祭編 （先行公開）
矢野 優希
1章：才能お見合わせ
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第1話
注意・まだ第一部が完結していない状態での公開ですので後悔しない様に警告させて頂きます。一部が終わってない状態での公開になってますので自分が描きたい部分のツギハギ状態になってるので、次の話にスクロールしたら、知らないわかんない話になっちゃった！って事になるのでネタバレ有りの先行公開的な物だと思いながらこ〜いう話が今後やるんだな〜。今度はこいつが出てくるだろうな〜。的な感じで見ていてください！長文シツレイシマシタ！
ー公園ー
白髪の女の子
ううっ、ぐすっ。
うっ、ふうっ…。
やっぱり私には才能ないのかな…。
ザッザッザッ
白髪の男の子
…。
あの〜！
君、大丈夫？
何か泣いてるけど。
何かあった？
うっ。
ぐすっ。
あーっ。
うわうわっ！
めちゃくちゃ泣いてるじゃん！！
・・・！
別に、何でもないから。
絶対何かあるじゃん。
あ〜。
えーっと。
コレ！
ハンカチ！
よかったら使って！
汚いかもしれないけど！
うん。
ありがと。
で、何があったの？
部活が、上手くいかなくて。
部活？
何をやってるの？
運動部？
演劇部。
へぇ〜！
すごいじゃん。
カッコいいじゃん！
違うの。
カッコいいのは、演劇の舞台にいる人だけ。
あとは、いらないの。
使えないやつは、いらないの。
ごめん…。
…いらないなんて。
そんな事ないと思うよ。
えっ？
俺は演劇とかやった事ないからあれだけど。
きっとその演劇の人達は一人一人何かの役割を全うしてると思うんだ。
きっと誰かが誰かの役に、きっと立ってると思うんだ。
俺は、そう思ってる。
俺はね。ハハ。
そっか。
そうだね。
それ、劇の台本？
こーいう感じなんだ！
うん…。
私は出てないからあんまり意味ないけど。
・・・・・・
見る？
うん！
私も出てみたかったな。
もう無理だろうけど。
・・・。
ぺら、ぺら、ぺら、ぺら
これは！
どうしたの？
この台本！
？
凄いね！
めっちゃびっしりメモが書いてあるじゃん！
メモ？
何が？
ほら、ここ！
ーそこには白髪の女の子が書いたであろう脚本の話の意味や登場人物の心情、役者の話し方、演じ方がズラッと書いてあるのだー
ほら、凄いでしょ！
並の人にはできないって！
努力してるんだな〜！
•••でも私、何の役にも出れてないし。
意味なんて•••ないしさ。
そんな事、絶対ない
意味ないなんて事。
そんな事、絶対ない。
絶対ないんだ・・・。
どうしてそういう風に言えるの？
私、そんな風に自信満々に言えないよ。
どうして？
•••。
どーしてだろ？
何でだろうね、フフ。
見てると•••わかるんだ。
周りを見てると。
周り？
周り。
家族とか、学校の人とか近所の人とか。
それに
君とかね。
えっ。
私？
何が・・・。
うん、皆を見ていると輝いて見えるんだ…！
皆…生き生きしていて、どこまでも進めそうでどんどん成長していく様を見ると、俺は、
感動するんだ。すごいなー、皆やってるんだなー。
…って。
君もそう思わない？
……ふぷっ。
何それ…。
誰視点なの…？ふふっ。
ハハハ…。
ちょっと恥ずかったかな…？
そんな事ないよ…。
ありがとう。
白髪の少年
そういえば！
聞いてなかったんだけど。
君の名前は？
白髪の少女
あっ、そういえば言ってなかったね。
ごめん
私は青海（あおみ）。
青海 桜（あおみ さくら）。
あなたは？
俺は…。
ーーーーーー
浜谷
うーん…。
ああ…。
銀次郎
おーい。
浜谷ー！
…んん。
あれ、俺寝てたのか…？
そうだよ！
ぐっすりとな！
ミーティング始まるから早くしろよなー。
そうか…
あいつ元気にしてるかな…。
青海。
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