この物語の語り部である主人公は、観測者であると読み手に告げるものの、猫であるとはひとことも言っていません。なのに、猫飼いならば彼がどんな生き物か分かってしまう。人類を観察して生きる彼に、観察対象は愛情たっぷり幸せな時間をくれたようです。全ての観測者がそうであればいいなと思いながら読み終えました。猫好きにオススメの一作です。