本作『妖奇譚』は、大正ロマンの華やかさの裏で、科学に追いやられた「魔学」の歪みを描く一級品の伝奇オカルトファンタジーである。第1話の重厚な世界観提示から始まり、第2話・第3話における「夜叉」との血の契約(一蓮托生)という過酷な運命の変転、そして第4話での学園都市を舞台にした本格的な怪異解体新書へと至る構成が見事。特に主人公・平田清が抱える「式術で偽りの命を作り、使役し、看取る」という倫理的ジレンマは、従来のライトノベルにありがちな『無双系主人公』とは一線を画す深い精神性を本作に与えている。
企画参加ありがとうございました。和風な世界観が巧みに構築されており、とても面白かったです。これからの展開が楽しみです。