最初は「悲しい」よりも「痛々しい」話だと思いました。
でも後で悲しいと感じてきました。
誤解されそうですが自分好みな話です。

親からの虐待によって日常的に自傷行為をしている女性のお話。
身体を自ら壊すことと解放感がどうして結びついてしまうのか。
結局その果てに何が残るのか。
主人公視点で語られる、ただただ為す術のなく無力感に打ちひしがれてしまうお話です。
悲しいお話好きにオススメ。