ビリギャルは自力で道を切り開く！

　成績が底辺で『Fラン高校』に通うギャルの主人公は、帰り道、不良たちに襲われますが、助けてくれたのは近くの進学校に通う天才高校生でした。

　しかし、彼は理屈っぽくてどこか人を見下したような態度と堅苦しい口調に、感謝の気持ちは一瞬で消え去り最悪の第一印象を抱きます。

　そんな二人は偶然にも最寄り駅が一緒だということを知り、たまたま、雨の日に傘に入れてあげたことがきっかけで、徐々に距離を縮めます。

　普通は絶対に混じり合わないような、ギャルの女子高校生と天才男子高校生の出会いにより、主人公の成績も急上昇します。

　それなのに教師や実母は主人公にとても酷い言葉を浴びせます。

　自分は必要とされていない絶望感や疎外感、挫折や劣等感に苛まれる主人公ですが、男子高校生や友人たちの支えもあり心に変化があらわれます。

　その後、数々のトラブルに巻き込まれたり、進学校に通う天才高校生にも苦悩と秘密が……。

　――家族愛、友情、初恋、病気、陰謀、とある嘘に隠された真実とは……。

　甘いだけの恋愛小説でも、ありきたりな青春小説でもない、自分の力で道を切り開く成長物語。

　様々な難問に斬り込んだ、作者様ならではのエンターテイメント作品です。