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懐古の愛猫

懐古の愛猫

亜来輝

おすすめレビュー

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★★★
★6
2人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 珠邑ミト
    861件の
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    ★★★ Excellent!!!

    むせ返るような夏、しかし白く光り命の散る夏。

    夏と言うのは、命の盛りの頃です。
    それはつまり死とも濃厚に近しくある、ということを意味します。

    この物語の語り部は、過去をじっと見つめています。

    恐らく、命を再生産する立場にあるのでしょう。

    遠い遠い夏の日、失われた二つの命。

    母。
    そして子。

    あたえるものの死。
    あたえられたものの死。

    その狭間で、自らの身の置き所のなさと、疎外感をおぼえていたであろう語り部の心中を想うとーー胸がぐっとつまります。

    言葉の使い方も、すばらしかったです。

    • 2023年8月18日 11:15