夢日記

　悲しい夢を見た。

　現実と違う不思議な世界で遊んでいる夢。

　どんな世界かよくわからないけど見たことないものがたくさんあった。

　似ているものもゲームもキャラクターもみかけたけれど、よく見ると同じものではなかった。

　いつもと変わらず普通にその世界で過ごしていると、どこか周りの人がよそよそしいのに気づいた。

　ある時偶然盗み聞きしてしまったり、見たらダメらしかった記録を見てしまって、本当は私なんかひとつも求められていなかったことを知った。

　私といっても私じゃなくて、その世界で天真爛漫に生きてる知らない人の視点を、夢で私が見ているらしいのもこの時に気が付いた。

　見たらダメな記録を見て、全く知らない違う顔の人の写真が添えられていたのに、それを私だと認識していたからだ。

　その人のいる世界では、悪魔か化け物を召喚しようとしていたらしい。

　でも、でてきたのがただの愛嬌たっぷりな人間だったから、本当は必要じゃないのに愛嬌が良いから誰もなにも言えなくて一緒に生活してもらってる様子だった。

　その子は本当のことをしってショックを受けていたけれど、ばれたら周りがまずいかもしれないと思ってショックを隠して明るく振る舞い続けていた。

　私にはその子が明るく振る舞えるのが理解できなかった。

　要らないとか、外れとか言われていたのに、ばれたら周りがまずいことになるから気づかないふりをしてだまって、黙ってるだけじゃなくて望まれたように振る舞おうとしていた。

　本当は残念がられてるのに優しくしてもらえていたからなのだろうか？どうして？

　私にはちっともわからなかった。

「それって本当に優しくされてるの？」

　聞いても声が届いてなかったのか返事が返ってくることはなかった。

　夜の暗い部屋で誰かが探しに来た時は一生懸命隠れて、みんなのために外れじゃないふりをしようとしていて内心イライラする夢だった。