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ヌクレオチドの伝言

ヌクレオチドの伝言

鳥辺野九

おすすめレビュー

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★★★
★55
19人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 脳幹 まこと
    514件の
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    ★★★ Excellent!!!

    神々の、あるいは愚者達の宴。


     生体ぬいぐるみ。それはデザインされた人造生物。
     今回の注文は、主人公アキチカにとってかなり珍しい要望であった。

     それは「意図的に寿命を短くしてほしい」というもので……

    ・

     ものすごい内容だと思った。
     テーマもさることながら、それを文章で表現する能力に舌を巻いた。

     生物をほぼ自在に造れる遺伝子デザイナーは、神様のようなものだ。
     だが遺伝子デザイナーに注文を出せる客もまた、神様のようなものだ。

     神様だったら、どんなワガママも残酷なこともしてよいのだ。

     しかし途中で一転して、その神々は非常に可哀想な、または滑稽なものに見えてくる。
     何でもできるようでいて、実は鎖のようなものに、がんじがらめになってるかのようだ。

     何を憐れみ、何に救いを求めればよいのか分からなくなった時、何気なく放たれた一言。

     私にはその発言の主が、一番「尤もらしい」神様に見えた。

    • 2023年8月25日 02:17