むつき型多目的フリゲート艦

2012年から国防海軍へと就役が開始されたフリゲート艦。


「むらさめ型駆逐艦」と「あさぎり型駆逐艦」、「あぶくま型駆逐艦」を代替する目的で計53隻が建造された。


1993年から就役を開始した「むらさめ型」は性能的に帯に短し襷に長しであり、色々と中途半端感が否めず、「あさぎり型」は老朽化が進み、「あぶくま型」は計画そのものが曖昧であり、中途半端な艦となっていた。

そのため、この3型を統合して代替する「24DX」が計画された。


「24DX」は艦隊護衛や近海警備など多種多様な任務に就くことを主眼に置いた計画となっていた。

そのため当初は対艦・対空・対地と様々な脅威に対応できる兵装を搭載するのみであったが、その後海域・海峡封鎖任務も追加されたことから機雷敷設システムも搭載されることとなった。


また、「24DX」から「24FX」計画へ変更となった。


更に本艦は、国防海軍では初となる本格的な海上ステルス性能を持つこととなり、船体の形状やマストなどの上部構造物が大幅に変更となり、それまでの国防海軍艦と比較しても特異な艦となっている。


なお艦種記号は、フリゲートを表す「FF」に多目的と機雷の頭文字の「M」を合わせた「FFM」という新しいものが採用された。


兵装であるが、先述の通り様々な脅威に対応できるような装備となっており、主砲に65口径127mm速射砲、対艦誘導弾にSSM-1Cを搭載。

対空/防空用に09式個艦防空誘導弾とSeaRAM、20mmCIWS、対潜用に07式VLA、11式対潜魚雷発射管を搭載している。

また機雷戦用に新型の10式機雷敷設システムを搭載している


本艦初の実戦となったのは2015年の「第二次日中戦争」であった。

宮古海峡に展開していた同型2隻が中国艦隊から攻撃を受けたほか、「東シナ海海戦」では「きさらぎ」と「はづき」が被弾、損傷している。


兵装

65口径127mm速射砲

SSM-1C

09式個艦防空誘導弾

SeaRAM

20mmCIWS

07式VLA

11式対潜魚雷発射管

10式機雷敷設システム



最高速度

38ノット


同型艦

きさらぎ

やよい

うづき

さつき

みなづき

ふみづき

はづき

など計53隻

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