みなさんは「お取り寄せ」したことありますか？
ネットで購入したほうが早く届くし、わざわざ本屋さんで注文用紙を書いて取り寄せるなんて、ちょっぴり面倒くさい感じがしますよね。

お目当ての小説がなかったこの物語の主人公は、そんな「お取り寄せ」をすることになります。きっかけはレジのお兄さんに声をかけられたこと。
事務的な会話しかしていないのに、どこかドキドキしたり、いつ入荷するかなぁとワクワクしたり。主人公の気持ちがとても可愛らしくて頬が緩んでしまいます。

本屋さんは本と出合うだけじゃなく、人とも出会える場所。閉店する本屋さんが増えている中でも、ネットで買わずに店舗に足を運ぼうと思わせてくれる作品でした。
本屋さんに行くだけで心躍るあの気持ち、あなたも思い出してみませんか？