『違和感のある部屋』は、「恋する目線」と「ホラーとしての現実」が真っ向からぶつかり合う、“認識のズレ”を楽しむ短編ホラーです 💘😱
主人公は、片思い中の吉沢さんの部屋に招かれたことで、完全に“恋の物語”の主人公になったつもりでいます 😊💓
けれど、その部屋には最初から“おかしな点”が積み重なっていきます。妙に生活感のない配置、どこか不自然な物の置き方、説明されない違和感―― 🌀👁️
文章は軽快で読みやすく、主人公の内心の暴走気味なモノローグが、最初はコメディとして機能し、最後にはホラーとして牙をむく構造になっています 😂➡😱
「あのときのあの一言、そういう意味だったのか」「あの描写、そう読めたのか」と、読み返したくなるタイプの短編です 👏🕯️
この設定のダイナミックさに、度胆を抜かれること間違いなしです。
主人公の「オレ」は、ひそかに憧れている女性がいた。同じマンションに住む彼女とどうにかお近づきになれればと、ひそかな「妄想」を繰り広げる。
自称「紳士」なので、ただ妄想するだけで踏み込めない。だが、そんな中で彼女には「ジェイ」という彼氏がいるらしい事実が聞こえてきて……。
突如始まる主人公の妄想などが、とにかく楽しかったです。読んでいく内に「あれ、このまま上手く行くのかな」と思いきや、「今までの妄想だったのかよ!」と笑いが込み上げることに。
映画「モネ・ゲーム」の中でコリン・ファース演じる主人公が見事に詐欺を成功させる場面が「冒頭20分以上」描かれる展開がありましたが、「ここまでの展開、全部都合のいい妄想だったのか!」とツッコミを入れさせられた時のことを思い出しました。
そんな風に、都合のいい妄想ばかりをしている主人公。でも、彼女の部屋には何かの「違和感」が。
その正体を知った時、「ここでそれ持ってくる!?」と驚嘆させられました。
思わぬ発想の飛躍と、ヴィジュアル的なインパクト。絵面がありありと頭に浮かぶので、きっと忘れられない作品になること請け合いです。