赤裸々な心境を語った、とても素晴らしい内容と思います。

ひょんなことで宮台真司などのレクチャーなども聞いていますが、まさに虹色吐息さんが言ったようなことは、社会学者も警鐘を鳴らすような昨今の日本の問題となっているようですね。

私は高校から付き合って今は妻である、長年の伴侶がいますので同じ心境かと言われるとそうでもないですが、自分らはものすごく珍しい人なようです。

これも宮台真司の受け売りになってしまいますが、一つの打開策、というよりも、愛を得るために必要なことの一つとして、彼は「同じバブルに入ること」をあげています。

例に子供の経験をあげていました。子供同士でキャッキャと同じ空間を共有する。こういうのって、とにかく楽しい、というだけ。損得も計算もなければ、ずっと一緒に遊んでいたいと思えるだけ。そんな経験がないと、恋愛でも同じバブルに入ることは難しいんだとか。

とにかくずっと一緒にいたい。そこに理屈は必要ない。それが愛でも、愛でなくても、そういう気持ちがあることがまず前提としてある、それでいいんじゃないのかな、と思います。理想を追いすぎると恋愛は恋愛でなくなり、ただの欲望の逃避行になってしまう気もします。

恋愛的動悸、この人とセックスしたいという欲求、こういうものは、無くなりはしなくても薄れていくものですが、妻への感謝、彼女が人生で成し遂げたいことの全てをやってあげたい、こういう気持ちは、むしろ日増しに強くなっていくものだと思います。