私もつぶやいてみたいです。😉
文芸部や小説を書くサークルに所属していたとき、現役学生作家という肩書に憧れていました。自分と同じ年齢で受賞して本を出していることが、とても羨ましく思えたのですよね。しかし本作を読んで、社会人経験をしてからの商業デビューの方が絶対良いと強く思わされました。インタビュー記事でもなかなか明らかにならない商業作家の裏話。改めて読者のもとへ本が届くまで、こんなにもたくさんの人の手や時間がかけられていたのだなと痛感させられました。大変参考になる雑感あれこれ、ぜひ目を通してくださいませ!
書籍化。多くの人があこがれるそれは――お仕事である以上、契約があって、お金のやり取りがあって……それに連動して税金の計算も……。そういう想像はできます。それが実際に書籍された方から語られるなら、なおのこと、それはいいことだけじゃないとわかります。でも、こういうことを知っても、なお書籍化を望むかどうか、そんな風に考えてしまいます。けっしていいことだけじゃない。でも、それを望むのか。――そういう、貴重な気づきを与えてくれるエッセイです。ぜひ、ご一読を。