第15話

主人は退屈だった。


毎日毎日変わらない時が流れていた。


そこで主人は退屈しのぎにあることを始めた。


それがこのゲームである。


最初は主人も楽しんでいたがそれも長くは続かなかった。


この洋館に来る者が弱すぎたのだ。


そこで主人は負けたらペナルティを与えることにした。


そうすれば必死になり少しは楽しめると思ったからだ。


主人の願いも虚しく無駄に終わった。


所詮弱い者は弱いのだ。


だがそんな主人も一度だけ負けたことがあった。


その時の悔しさは今でも忘れない。


私を負かした者がまたこの洋館に来ないだろうか?と考えたこともあったが無駄だった。


主人を負かした相手は金を受け取り幸せになっていたからだ。


その相手は高校卒業すると就職し妹は大学を卒業し就職。


母親はパートで働いている。


そしてその相手は今は結婚して子供にも恵まれ将来安泰の会社に努めていた。


そんなことを調べても意味は無いが主人は調べずにいられなかったのだ。


また私を負かす者が来ないだろうか?と考え主人は今日も退屈しのぎにもならないゲームをする。

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