第13話
そして次の日残った2人が食堂にきた。
喋らないまま食事が終わる。
主人も喋らない。
そして俺はゲームの観覧席についた。
そして俺は驚いた。
次の対戦者が異常すぎたのだ。
主人と同じくらいかあるいはそれ以上か分からないがとにかく強かったのだ。
対戦者が選んだゲームはチェスだ。
俺はチェスをしながら昔のことを思いだしていた。
俺は小さい頃から天才だった。
勉強も頑張らなくても成績はトップだった。
テストも100点以外取ったことがない。
俺はいい気になっていた。
それがイジメの始まりだとも知らないで。
ある日学校に行くと上履きがなかったのだ。
仕方なく職員室でスリッパを借りて教室に行くと俺の席に花が飾られていた。
トイレに行けば水をかけられ校舎裏で殴られたりもした。
俺は程なくして登校拒否になった。
家の自分の部屋に引き籠もりそこで俺はコンピューター相手にチェスをしていた。
初めは苦戦していたが今では全てのチェスで圧勝していた。
主人とボードを挟んで向かい合っている。
俺は余裕で勝てると思っていたが甘かった。
主人と俺は引き分けを何回も繰り返した。
こんなに楽しいチェスは初めてだった。
いつまでも続けていたいそう思っていた。
主人はこのままゲームが終わらないんじゃないかと考え始めた。
それは正しかった。
次の日また次の日とステールメイトを繰り返しこのままじゃ埒が明かないと思い始めていた。
主人はある提案をした。
それは変則チェスだった。
いろんな変則チェスがありこれで勝負がつくと主人は考えた。
俺はコンピューター相手に変則チェスもしぬほどやってきた。
負けるはずがないと思っていた。
俺はぶっちゃけ金に困ってここに来たわけではない。
俺よりチェスが強い人に会ってみたかったのだ。
そして勝負はついた。
リニアチェスだった。
先手後手を決めるじゃんけんで俺は負けてしまったのだ。
そこで勝負は決まった。
俺はチェスでは負けなかったがじゃんけんて負けたのが運の尽きだ。
俺はじゃんけんに負けて降参した。
俺は煮るなり焼くなり好きにしろと思っていた。
主人が手を叩くと男は何処かに連れて行かれた。
そして主人の部屋。
「なぜここに来た?」
主人は言った。
俺は
「俺よりチェスが強い人に会ってみたかった」
と答えた。
男はこの世に未練はなかったが1つだけ心残りがある。
主人とチェスをまたしたいということだ。
俺は天才に生まれてこなければ違う人生だったのか考えたこともあったが今では良い思い出だ。
主人が手を叩くと男は何処かに連れて行かれた。
連れて行かれるときに俺は主人に言った。
「またチェスをしよう」
主人は何も答えなかった。
まぁいいかと思い主人の部屋を後にした。
男は何処かの部屋に連れてこられた。
そこには椅子が置いてある。
それ以外にはなにもない。
男は自らその椅子に座った。
すると電気が流れた。
男はショックで死んだ。
残すはあと1人
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