第4話

そして最初の挑戦者のゲームが始まる。


執事らしき人が他の挑戦者のゲームを見たいと言った人数名を連れて特別席にきた。

最初の挑戦者は老人だ。

俺はなんのゲームをするんだぞ?と思った。

老人はそろばんの計算をするゲームを選んだ。

20代前半くらいの主人がそろばんをやったことがあるのか疑問だったがゲームが始まって俺は考えを改めた。



最初は老人もいい戦いをしていたがどんどん桁が増えていくにつれ老人はついていくのに必死の様子だ。

主人は顔色ひとつ変えずにやっている。


老人は焦りだした。

その時老人が計算を間違えてしまったのだ。

老人がどこかに連れて行かれた。

主人は

「お楽しみ頂けましたか?」

俺たちに聞いてくる。

俺たちは誰も返すことができなかった。

その時ゲームを見ていた1人が口を開いた。


「明日は俺の番だ。嫌だ死にたくない」

と騒ぎはじめた。


それを見て主人が手を叩いた。

誰かが来て騒いでた男を取り押さえ注射を打った。


「大丈夫、ただの鎮静剤です」

と主人は言った。

男はおとなしくなり俺たちは部屋に戻った。


俺は後悔していた。

すごいところに来てしまったと。



その日の夕方頃執事らしき人が夕食の準備が整いましたと部屋に来た。

俺は食力はないが食堂に向かう。


そこには主人もいる。

俺は

「あの老人は死んだのか?」

思わず聞いてしまった。

「ルールですから」

主人が答える。

その夜俺は眠れなかった。

誰かが部屋を出ていくのが分かった。

俺は気になったので後をついて行く。


玄関前についた。

昼間騒いでた男だった。

男は玄関の前で手間取っていた。


そこに主人が来てしまった。


「帰るのは構いませんが今帰ると命の保証はできませんよ」


主人が言った。

男は青ざめ部屋に戻っていく。


その夜ひっそりと老人が亡くなった。


ゲームに負けたあと老人は主人の部屋へ連れて行かれ老人はこう言い放った。

「こんな老いぼれの命いくらでもくれてやるわい」

老人は夜の森に出された。

老人は歩こうとせずその場に座り込んだ。



老人は獣に襲われ亡くなった。

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