第58話 日本省の現実

 中酷メディアは「女性版安倍」と高市総裁を危険視していると報じた。中酷とオールドメディアが危険視することは正しい判断であることを物語っている。

 高壱は、中酷による技術流出の阻止や経済的威圧に屈しない姿勢を見せているからだ。岸多・石庭政権では、土壌汚染・大気汚染から国民を避難させ、その人民によって日本征服を企んでいた中酷政府の思いのまま人民を送り込める政策を推し進められていた。日本国内に人民を送り込み、不法滞在で居座り続けさせる。その先には日本省の実現がる。労働力不足を隠れ蓑にし、不法就労や税金の未納、価格崩壊、土地の不法占拠、食の安全が脅かされる問題が山積している。日本国民の不安を募らせるの中酷の思惑が活かされている。

 安易な外国人受けれや不法滞在者への取り締まりが強化されることは想定される。日本人ファーストで支持率を得ている賛政党と酷似した政策は、中酷の思惑を阻害するのは間違いなく、危険視の本意が見える。高壱氏になれば隣国への配慮は単なる減り下りではなく、論理的、歴史的背景を浮き彫りにすることもある。そうなれば困るのは隣国の主張が壊れることにもなるので、強くは逆らえない面も見え隠れする。高壱氏が米国のカード大統領と強い絆を作れば、隣国が嫌がる歴史は、米国から発信されることもあり得ると言う事だ。現に従軍慰安婦の問題は、有名な大学の研究結果として世界に拡散され、慰安婦像の撤去が相次いでいる。

 中酷にとって戦狼外交が通じない日本になれば、中酷強酸党が国内から批判を受けかねないから、強い姿勢を示せば、落ち着くところに落ち着く。

 中酷が危険視する総裁こそが、本当に中酷が動きたくても動けなくなる政権だ。だとしても今の中酷に軍事力を用いて何かを成し遂げる力はない。張りぼてのトラであり、自国内の悪化を他国への敵意に摩り替えるのは、最早、遅い。あるとすれば、腐りきった国土を捨て日本に移転すると言う大胆な転換だろう。

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