結婚するなら早めに決断が宜しいようで。今は自由を謳歌でき、結婚には興味ないと先送りしているとアリとキリギリスの世界に埋没します。離婚が宗教・法的に認められない場合を除けば、結婚組と離婚組は似たようなものです。何度も、結婚、離婚を繰り返す強者もちらほら。

　さて、中酷では結婚の条件に家と車を用意することが最低条件の場合が多い。さらに互いの親の面倒を見るなんていう、おまけつきも珍しくない。

　ある女性は二十代の頃、高収入の男性と付き合っていたが、もっと収入のいい男性が現れると高を括って時を過ごした。三十歳を超えると途端に坂道を下るしかなくなった。30歳で年収600万円、32歳になると月収20万円以上、34歳を超えると、車も結婚祝い金もいらない、家のローンさへ返せればに条件を落としても、デートを口実にしたワンナイトラブを求める男性しか現れない事実に直面する。38歳になると子供が生めないと拒否される。また、中絶経験などがあれば「事故物件」として敬遠される。中酷では35歳までが結婚対象と考えられるのが慣習と言っても過言ではない。

　一人っ子政策で産み分けで男性を選び、女性が圧倒的に少ないにもかかわらず、女性の結婚は難しさを増している。農村部では娯楽が少なく、若くして結婚する。その結婚も家事賄いで存在軽視も少なくないがそれが当たり前と育てば、その可笑しさにこんなものだと気付かない。

　40歳を過ぎると就職口も劇的に減ろ。38歳を迎えた婚活系インフルエンサーは100万円あげるから結婚してと、また、別の女性は、毎月16万円払うから家事と育児をしてと訴えて、婚活を行っている。

　しかし、成功例は聞くことはないらしい。それもそうだろう。条件のいい男性は見向きもしない。興味を持つ者は「ヒモ」を求める者か体目的なので、ゴミ箱から高級時計を探すようなものだ。泥棒が逃走の際に証拠隠滅のために捨てたという奇跡に出会うしかない程、難しくなっている。

　男性からは、結婚条件を付けるな、高望みするなと圧力を付けることも少なくない。男性側は、文句の多い女性を避け、旅行や留学先で知り合った外国人の女性を好む者も少なくない。彼女たちは、女性側家族が求める中酷の風習には無縁。戸籍にも拘らない。理想的な花嫁のように描かれている。結果、外国人女性は控えめで相手を選ばないのに中酷女性は贅沢過ぎると不満を募らせ、過度なものは処女以外に結婚祝い金はいらないとまで行きついている。

　この背後には、中酷強酸党が推進してきた社会政策がある。ドラマや映画、小説で女性は仕事で成功するより、お金と権力を持つ男性と結婚する方が幸せになると刷り込み、男性には、女性は金目当てによって来る。若くて従順な女性が素晴らしいと刷り込んでいる。富裕層は若い女性を好み、頻繁にパートナーを変える。一時的に富を得た女性も捨てられ、毛嫌いされる女性に追いやられる。

　30歳を過ぎれば、売れ残りとされる。高スペックの男性は、同じように権力を持つ者の子女と結婚するので、婚活市場には出回らない。それを求める女性は、婚活産業に多額の出費を行い、望だけが高くなり、現実の市場に放たれる。高スペックの男性の結婚は、権力を得るための術であり、子供だけ産んでくれ。性欲や愛を満たすのは愛人で満たすからが総体的な考えだ。強酸党幹部や大富豪に愛人が多いのもその証だ。人脈と権力の獲得が結婚だ。日本でいう大名家の婚姻だ。権力層にいかに優秀でも一般女性が入るのは超難関だ。

　婚活現場では、損得が優先し、初デートは宝石店での買い物というのも珍しくない。女性は自分に幾ら貢げるかであり、男性は、何も求めないかであり、折り合うのが難しい。結婚は条件の取引であるという現状を強酸党は作り上げてしまった。

　強酸党はメディアを通して、結婚できない、しない女性は社会の負担だと煽り、若い時に結婚しなければ条件が悪くなり、社会の目も冷たくなる未婚女性に劣等感を与えようと必死だ。

　親や親戚も結婚しなければ、将来困るとプレッシャーを与えるのに余念はない。未婚の女性は国を脅かす存在と見做している。結婚しないと社会からの非難や家庭へのプレシャーがあなたを襲うと脅している。結婚相談所は、売り上げの60％以上を占める35歳以上の入会を禁止するところも増えてきている。これも強酸党の支持だ。企業が美味しい層を手放すはずがない。

　将来が不安だから結婚に慎重になる。慎重になれば歳を重ね結婚でき難くなる。現実を正しく見られない政府は、混乱しか招かないのは何処の国も同じだ。