第29話 悪夢の中酷

 昼食を終えて会社に戻るとボスが消え、会社が潰れていた。数か月にわたり給与をし払わず、機械をこっそり他の場所に移し、逃亡を図る。生産を停止し、新製品の計画もない。通販は、ポイント稼ぎの注文でポイントを得れれば返品する。衣料品メーカーの返品率は89%を記録した。不動産は深刻な値下がりを見せている。上海・北京の一級都市でさへテナントが撤退し、ゴーストタウンとなっている。企業側は解雇を言い渡す前に事業所を不便な場所に移し、自主退社を促す。経営者は資産を海外に移し逃亡を図る。大量解雇、給料未払いが頻繁に起こり、市民の怒りは弱い市民へと向けられ、人で混雑する通りを車を暴走させる事件が後を絶たない。市民は自暴自棄になるがまだは発火点である中酷強酸党に向けられることはない。市民の怒りは行き場を失い、缶酷同様に国の不都合な状態は日本のせいにして国民を騙し続ける。国民は反日感情を募らせ、日本への憧れで訪日するが自国との違いに恨みを募らせ、悪態をつき、嫌われ者の民度を日本だけでなく、世界にその恥部を晒す結果になっている。不誠実な民度を嘲笑うように衛生面の悪化は食い止められず、新たな致死性ウイルスが中酷を襲っている。ショッピングモールは閑古鳥も寄り付かないほどすたれているにも関わらず病院はラッシュアワーが当たり前になっている。治療費は前金制度で払えない者は治療は受けられない。特に小児科は医者も少なく、適切な治療が受けられず、悲観した親が病院の吹き抜けを使った自害を試みることも日常的になっていおり、市民もまたかと驚くこともない。そこに超感染力のあるウイルスが遅い、病院がパンディミック逼迫している。感染者数は、一般の若者にも食生活の貧弱さが影響し広がりを見せている。お陰で、病院だけは捌けない患者であふれている。経験のある医師も不足し、製薬会社との癒着で治療はせず、高価な薬だけを与える理不尽さも横行している。老人は病院にはいかない。医療費が高いからだ。ウイルスに感染しても我慢し、家族周辺に感染を広げる悪循環が行われている。元々水質汚染・大気汚染・農薬・土壌汚染が横行する国土で多くのウイルスがピークアウトブレイクに入っている。日本は中酷からの要請に応じてビザ免除に応じるのではなく、悪夢のロックダウン再来防止の観点から中酷人の入国を禁止すべきだ。従来のインバウンドは期待できない。日本に観光に来て、中酷の決済で中酷企業を儲けさせているだけで、日本には還元されていない。

 宿泊施設にも二人と偽り五人で泊まる。食事はコンビニ弁当かファーストフード。人数を誤魔化しばれてトラブルになるのも珍しくない。日本のトイレがきれいだと宿泊する家族もいる。日本人がかつて感じていたインバウンドはもうない。今の中酷観光客は小金持ちが不便な中酷から逃げ出てきているか、自慢話と見栄のために訪日しているだけだ。

 ウイルスに関しても訪日客が多いのも中酷政府は隠蔽し、歓迎される人民であることを流布している。中酷がビザ緩和に動いたのは前回のコロナの時の様に被害を他国に蔓延させ、被害者の振りを行うのが見え見えだ。このウイルスの高感染期についての緊急通知が発行されているが日本では報道されもしない。水際で食い止めるのが政府の仕事だが石破政権にその能力などない。非常に感染しやすいウイルスの特攻治療薬はない。重症化すれば死亡に至る。中酷政府はインフルエンザだと誤魔化している。病気はのどの痛みで始まり、くしゃみ、鼻水、下痢が続く。マスクでは防げない。若者の間では、心筋梗塞、脳卒中のケースが多いのが特徴だ。

 今、日本に求められるのは「君子危うきに近づかず」だ。

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