夢神蒼茫の素晴らしい実話エッセイです。
都会で雇われ調理師をしていた夢神さんが、一念発起して脱サラ、山陰(なのかな?)でネギ農家になって、最初は苦労するけれど、少しずつ大きくしていって、今や年収2000万以上、しかも2か月ちょいで40万字を執筆するWEB作家になるまでの一部始終が余すところなく記されています。
もちろん5年間の間には、あんなこともこんなこともあるわけですが(台風とか、融資のトラブルとか)、夢神さんは、めげずに、楽しそうに、軽やかに乗り越えていきます。
結局のところ、勇気と、信念と、根気と、努力、それを日々地道に実践していくから、ちょっとした運も引き入れて、全体がうまく回っていくのでしょう。
それは、夢神さんの高いバイタリティあってこそだと思います。夢神さん、おそらくネギ農家じゃなくても、何をやっても一定の成功を収めたと思いますよ。
どんな業種の方でも学ぶべき点のある名著だと思います。
これを読めば、スーパーで一本百円のネギを買うたびに、夢神さんはじめネギ農家の皆様の努力に思いを馳せること間違いありません。
わたくしは、この作品、とてもお勧めです!
30代後半で一念発起し、白ねぎ農家に転職した筆者様のエッセイです。
現在年収2000万近いと明かす筆者様。当然肥料や苗の経費はかかっていますし当然全てが手取りと言う訳にはいきませんが、それでも勤め人に比べれば多くの収入を得ています。
ここに至るまでの苦労も当然あり、そうした部分も赤裸々に綴られています。
新規で農業参入したいと考える人はけっこう多いと思われますが、そうした人は一度このエッセイを読んでみるべきです。
農業で成功するためのノウハウが惜しみなく書かれています。
ただ、このエッセイを読んだだけで上手く行くと考えるのは早計です。
筆者様は事前の入念な情報収集と開業計画、それを可能にするために地域住民の方とのコミュニケーションに力を注いでいます。
参考になると思いますが、それをそのままなぞるだけで成功するというものではなく、その時の自分の手持ちカードによって計画も経緯も方法も変わってくるでしょう。
参考にするべきは、筆者様の農業に対する姿勢なのではないかと感じました。
脱サラして新規で就農された方のエッセイ。
農業の大変さは言うまでもなく、白ネギ農家はビジネスとしてどうなのかや、助成金のことや田舎ならではのお付き合いとか面倒な部分も率直に書いていらっしゃって、とても勉強になりました。
文章も読みやすいし白ネギや農業に対する知識も増えるのでおススメです。
未経験だけど農業をやってみたい方は確実に読んでおいて損はないと思います。
もちろん農業をやる予定が無くても、自分が知らない業界の話は知見が広がるのでぜひおススメしたい。
拝読していると白ネギに対する好感度が爆上がりしてしまい、食べたくなって買ってきました。お味噌汁にする予定です♪
筆者さんの育てた葱も買って食べてみたいなぁ。きっと美味しいに違いない。応援しております!
どんなものにもよい点と悪い点ふぁある。
誰にも、向き不向きがある。
まったく農業どころか「田舎暮らし」さえしたことのない人が、見ず知らずの地方に赴き農家として足場を固めていくストーリーには、思わず引き込まれてしまうものがある。
ちなみに私? 田舎暮らしも結婚生活も無理です。
クルマのいるようなところは、死んでも住む気はありません。
ついでに、運転免許も取得しておりません。そんな金とヒマは、酒に費やす。
このくらいの人間なら、このお話、逆説的だがよくわかります。
それは、自分自身が、よ~く、わかっているからよ。
だけどね、中途半端に田舎暮らしとか自然豊かな場所とやらにあこがれる人たちには、このくらい言っておいてあげないと、勘違いしかねませんからね。
~これ以上言うと罵倒になるので、このあたりで控えておきましょう(苦笑)。
どんなライフスタイルにも光と影があります。
そこをわきまえるのが、自分を生かす第一歩。
そのことを、改めて痛感させられます。
調理師から一念発起して白ねぎ農家に転職した作家の夢神さん。農業はまったくの素人からのスタートでしたが、5年目に入った現在では収穫も安定し、転職は大成功だったと語ります。
しかし、現実の農家の生活は、私たちが想像するようなスローライフとはほど遠いもの。
1月から12月まで植え付け予定がビッシリ。夏場は猛暑の中での草むしり、冬場は除雪しながらの収穫作業。毎日ネギの成長に合わせて畝上げをし、害虫や病気に注意しても、台風や水害が発生すれば収穫が激減してしまいます。
唯一の喜びは、頑張った分だけ預金が増えていくこと。新規農家の頃は貯金が減るばかりで、不安でいっぱいだったといいます。
これから農業を考えている人に向けて、実体験を元にした補助金の使い方、土地の借り方、地元の人との付き合い方など、役立つアドバイスが満載です。
自分たちが普段食べているネギ1本1本に農家の苦労があり、改めてありがたみを実感しました。白ねぎ農家の良い点も悪い点も真正直に描いた仕事人のドキュメンタリーと言えるでしょう。
(新作紹介「カクヨム金のたまご」/文=愛咲優詩)