野生ってすぐに成長するんだ

気配隠蔽、魔力隠蔽、気配察知、魔力察知、身体強化、魔力強化

剣術


「猪、即、斬」


ガンっ!!!


仁は寝ている巨大猪の首を一発で跳ねた。


「やっぱり、俺成長してるな、これだったら、身体強化を使っていない猪なんて瞬殺できるんだから。」


アッシュと夜寝ていたところに、気配察知で巨大猪の反応があったので、

アッシュを木の上に置き、巨大猪に忍び寄って、殺す。


「そろそろ、猪肉なくなってきたし、補充できて良かった。収納っと。

アッシュが待ってるし、さっさと帰るか。」


最近わかったんだが、アッシュは多分メスだ。

まあ、どうでもいいんだけど。


「ああ、人間のメスを抱きたい。」


仁は独言して、木の上に戻る。


ーーーー朝ーーーー


「アッシュ。お前には今日はぐれ狼と戦闘してもらう。

ちなみに予め、狙撃しておくから、ある程度弱らせとくぞ。」


「キャン!!」


「よし、では出発!!」


最近になって、気づいたが、仁は今まで独り言しか喋れなかったけれど、

返事する相手ができたことで、かなり心に安らぎを得ている。

そのアッシュが死なないように、訓練はかなり厳しく接する。


森を散策して、はぐれ狼を見つけた。足を石で狙撃して、動きを鈍らせる。


「良し。アッシュgo!!]


「キャン!!」


アッシュは最近、俺の命令によく聞くようになってきた。

命令を無視したときに、ご飯抜きにしたことと。

命令を守ったときにアッシュの好きな魔力入り猪肉を挙げたことがよかったのだろう。


「ガウゥガァァ!!」


「キャン!!」


「結構、いい勝負してるな、やっぱり今のアッシュは、強いと言っても子犬だからな。まあ、でも俺と訓練してるんだから、立ち回りはちゃんとしてるな。」


はぐれ狼とアッシュの力と速さは拮抗しているが、アッシュは少しだか回復魔法が使えるし、魔力の保有が多い。単純に勝つのはアッシュだろう。


戦闘は人の予想通り、体力勝負でアッシュが勝った。


「キャン!!キャン!!」


アッシュが馬鹿みたいに喜んでる。


「今日は猪肉多めにしてやる。」


アッシュの頭を撫でる。こいつの毛並みも出会った頃と比べて、かなりよくなっている。元気に育っている証拠だ。


「アッシュ、2週間後には俺の手助けなく、はぐれ狼ぐらい狩れるようになるんだぞ。」


「キャン!!」


「いい返事だ。速く強くなれよ。」


最近、アッシュとの訓練に時間を多少取られるが、アッシュが強くなれば訓練相手にもなるので、これは必要投資というやつだろう。


「さてと、俺も2週間後ぐらいに、巨大猪を、夜に襲わずに昼間から圧倒できるようになるか。まあ、今でもやればできそうだけど。」


昼間の巨大猪は身体強化と回復魔法が使えるので、夜とは敵の強さが段違いだったりする。


「アッシュ。今から、近くにいる6匹ぐらいの狼ども虐殺してくるから、お前は、ここらへんで遊んどけよ。」


「キャン!!」


アッシュは、最近鳥の狩にハマっている。

近くの鳥に走っていき狩を開始し出した。


「さてと、狼ぐらい瞬殺してくるか。」


狼に群れに近づき、まず群れのボスを狙撃して、狼がこちらに気づいたところに、片手に石盾、片手に剣を持ち、攻守堅実に、狼たちを屠っていく。

狼の連携も片手間で対処出来るようになっていた。


「自分より弱い奴を殺すのは、ストレス発散になるな。アッシュの所に帰るか。」


アッシュの所に帰ったら、狩ったであろう鳥を咥えていた。


「アッシュその鳥食ったら、訓練始めるぞ。」


「キャン!!」


「いい返事だ(じ〜ん)」


ーーーー2週間後ーーーー


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