女学生の日記という体裁の小説。
太宰治が、ファンである女学生の日記に手を加え、女学生の日記という体裁の小説に仕立てた作品です。
これは別段秘密ではないし、暴露でもなく、すこし調べればわかる事実です。
さまざまな小説作法、マナーがあるでしょうが、こういうものもありなのでしょう。
実際に魅力的ですし。
オリジナルにある魅力を太宰治は見いだしたからこそ、それを引き出すために力をつくしたのですね。