第8話 オフコラボ前の取材1
とあるグループでの会話
宇佐:今度4人でコラボしませんか?
チサ:やりたいです!
玲子:いいですよ
ネコ:にゃあもやりたい!ハンバーグ!ハンバーグ!
宇佐:コラコラネコさん、美味しそうな飯テロにあったからってねだっちゃダメですよ
ネコ:だってあれ美味しそうだった・・・
玲子:ではコラボはオフコラボにして夕食食べていきますか?
チサ:賛成です!
宇佐: チサさんまで・・・
玲子:日程はどうしましょうか?
チサ:いつでも大丈夫です!
ネコ:次の土曜日希望!
宇佐:私もいつでも大丈夫です
玲子:では次の土曜日にオフコラボしましょうか
チサ:はい!
ネコ:はーい
宇佐:了解しました
玲子何時に集まりましょうか
ーーー蟆代@譎る俣縺溘▽ーーー
コラボの日の朝です。
子供たちが私のお腹の上を飛び回り私のお腹が悲鳴をあげ目が覚めました
きちんと制裁は加えておきます
『イってぇ!レイコねーちゃんのせいでアタマがワーレールー!』
『レイコねーちゃんのせいでアタマがワルクなっちゃう!』
『なんでワタシまで〜!!!』
これぞ魔女さん直伝グリグリの刑です
近くにいた子供をとっ捕まえて刑に処したので巻き添えを食らった子がいるっぽいのですがあまり考えないようにしましょう
「私のお腹はトランポリンでは無いのですよ!」
全く、私は太ってる訳では無いし。いやいや太っていたとしてもお腹で飛び跳ねてはなりません!
『レイコねーちゃんがオきないのがワルイんだよー』
『そーだそーだ、グリグリはやりすぎだ!』
『まだアタマイタい〜』
起きないのは布団が私を話してくれないからでして、私が起きたくないというわけではないのです!
子供たちと遊んでいると魔女さんが呼びに来ました。
『玲子、そろそろ準備しないとお友達が来ちまうよ』
そうでした、今日はオフコラボという事で事前に遊ぶ予定があったのです!
何せ友達ですから!
遊ぶと言っても私のいつもの行動に皆さんが着いてくるだけなのですがね
一応念の為に同行者を事前に募ったので万が一が起きても大丈夫でしょう
『レイコねーちゃんトモダチできたの?』
『バカ、レイコねーちゃんにトモダチができるわけねーだろ』
『そーゆーのって、いまじなりーふれんどってイウらしいよ』
反省があまり見えませんね、追加でグリグリの刑に処しておきましょう。
ーーー蟆代@譎る俣縺溘▽ーーー
時刻は10:00
3人には私の住むマンションに集合してもらいました。
「玲子さん!おはようございます!今日も美しいです!」
朝だと言うのにテンションが高いデスねチサさん。子供たちとタメを張れますよ
「おはぁ〜玲子〜、夕ご飯の献立知りたい〜」
気の抜けた挨拶はネコさんですね。まだ眠いのでしょうか?頭の上に陣取っているのはこの前見かけた幽霊の猫さんですね。気に入ったのでしょうか?
「おはようございます玲子さん。今日はよろしくお願いします」
真面目なお姉さんの宇佐さんです、なんだかこう気品を感じますね。
「おはようございます。本日は楽しんでいってくださいね。と言っても私は普段通りの事をしに行くのですが本当に楽しめますかね?」
純粋な疑問です、連絡ではチサさんが「玲子さんの普段の生活に密着したいです!」と言われ、計画は隠して欲しいとまで付け足されまして皆さんが楽しめるのか私はさっぱりなのです。
「玲子さんがそこにいるだけで私は幸せです!」
「にゃあは夕ご飯のために頑張る」
「おふたりとも何を言ってるのですか、オフコラボですよ!体力を使いすぎないようにしてくださいね。」
しっかりと宇佐さんがまとめていますね。1期生のリーダーさんは宇佐さんですね
「皆さん揃いましたし移動しましょうか」
3人を車に促し運転席に座ります。そうなんです、私実は運転できるのです!
小説の取材にはどうしても足が必要ですからね
さぁ出発しましょう
あれ?まだ3人が乗車していませんね。どうしたのでしょうか?
「ーーーにゃあが玲子の隣っ!」
「あっズルい!ネコさんそこはジャンケンです!」
「年功序列フフン」
「おーぼーです!」
ネコさんが助手席にのろうと足をかけた所を宇佐さんに抱き上げられました
「ふにゃっ!?」
「年功序列なら、私が助手席かしらね」
驚きで顔が固まってしまったネコさんと「ぷぷぷネコさんも負けましたね」と煽りを入れているチサさんが後部座席のようです
「私だってみんなとワチャワチャしたいのよ、混ぜてよね」
これがギャップですか、しっかり者のお姉さんがたまに見せる可愛さいいものですね
「それでは出発しますよ」
運転席に私、助手席に宇佐さん、2列目にネコさんとチサさん、3列目に褐色チョビ白髭筋肉マッチョおじさんのダンディさんと犬のワンさんが座っていますね。
「「「お願いしまーす」」」
ーーー蟆代@譎る俣縺溘▽ーーー
さて、今回向かう先は約3年前に事件が起きた事故物件です。
編集さんにも連絡をとってあるので行っても大丈夫でしょう
何故、事故物件に行くのか。それは何故かと問われたら・・・取材のためです。
だって同期さん達と遊びに行く場所とか思いつかないし、普段行くところって言ったら墓地・海・山・廃墟・事故物件くらいしかないんですよ
あ、事故物件っと言っても賃貸ではありませんよ、今回は大きな一軒家です。
同期さんが一緒に来るのですから面白みのある場所の方が良いかと思いまして決定しました
先に調べた情報だとこの事故物件は一家心中に見せ掛けた強盗殺人が起きた家なのです。
というのも、家族の死体が2階の密封された部屋に倒れており1階で包丁を持った男性が死んでいたそうなんです。現場を見た警察は男性がその家族を脅し窒息死させたあと自分の首を掻っ切ったのだと判断したと記事に書いてありました。その後調査は打ち切られ終わりを迎えたらしいのです。
今回は真相を知るべく聞き込みに来たわけですドヤ
少し不安な要素はあるのですが、御二方が着いてきてくれましたし何とかなりますよね。
「玲子さん!玲子さん!今日はどこに連れていってくれるんですか?」
後ろからチサさんが話しかけてきました。とっても元気で今から事故物件に行くということを忘れてしまいそうです
「私も気になってました、どこに向かわれているのですかね?」
宇佐さんも疑問に思っていたのですね。
チサさんが言ってもいいと言うのなら言いましょう。
「行先はーーー事故物件です。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます