じつは実話です その11 体調不良を招く本1

読むと体調が崩れるなど、大変失礼な言い草だが許してほしい。

以前、ホラー小説を立て続けに読んでいた時期があったのだが、この本を読み終わった直後に、なんとなくこれまでと潮目が変わり『人生が暗転する』感覚があった。

いや、実は読書中から嫌な予感はあった。

何か、開けてはいけない箱を開けてしまったような、邪悪なものを引き寄せてしまったような、後戻りできない嫌な空気が、私の周囲に漂いはじめるのを感じていたのだ。

そして実際、怒濤の暗転祭りが始まった。

いろいろあるが、一番は子どもが謎の病気で苦しみ始めてしまったこと。ここから派生して様々な暗転の連鎖が生じることは想像に難くないだろう。

さて、その本の題名は?


小野不由美さんの『残穢』です。

映画化もされた有名な小説ですね。

勝手に人生の暗転と結びつけてしまい、申し訳ないと思いつつ、読まなければこんなことにならなかったんじゃないかと考えちゃうほど、この本は禍々しさに満ちていた…。


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じつは実話です。 あじみうお @ajimiuo

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