第8話 嬉しいような嫌な予感がするような出来事
中野さんのめちゃくちゃ俺のサインが欲しい話を聞かされた俺は思って中野さんに確認する。
「ちなみにだけどさ、やることって決まってたりする?えっと...上野明?の話以外で」
「そういえば考えてなかったね...何をしようかと言ってもゲームも4人用のボードゲームしかないし…」
「やることがないな...」
「私的には外が暗くなる時間まで明様の話しててもいいんだけど?」
まて。いやいろんな陰キャへのコンボはダメージないが、俳優としての俺へは極大ともいえるほどのダメージを与えてくる。ましてやクラスで一番美少女からなんてなおさらだ!
「そうだ!中野さんってたしか勉強得意だったよね?」
「まぁ、毎回1位だけど、早川君はそんなに悪いイメージないんだけど...?」
「いや、別に20位以内ではあるんだが、上げれるなら上げておきたいし、今日って課題あったよな?やることないならいいんじゃないかなって…」
「それもそうだね!」
もはや気づかないのがおかしい程の下手な話逸らしであったが何とかなった。
結果、いつもよりはやく課題が終わったため、土日で休み放題(といってもマネージャーから日曜日はちっちゃい仕事が来るだろうとのことだが)になったわけだ。
流石に家に帰る時間が来てしまい、玄関まで話をしたが、そこで不運が起こった。
「早川君はLINEやってる?」
「やってるけど...」
「じゃあLINEの友達になろうよ!」
「俺はいいけど...」
( ゚д゚)ハッ!ツまた学校で疲れるだけのダブルコンボかよ…。まぁ連絡先自体はうれしいんだけどね(陰キャの俺には未海と雅、家族ぐらい...仕事の共演者とかはあるけど)
「決まりだね!なんか早川君には明様の布教ができそうだし?」
「中野さんてこんなキャラだったっけ...?あとやめて!?」
「私はこんなキャラだよ!偏見はよくないと思うなぁ」
「じゃあ帰るよ、また月曜日学校で」
「じゃあねー」
俺は帰り道、きっと心の中ではしゃいでいただろう。
課題が終わっているのと未海と雅以外での初めてLINEを繋げて。
ちなみに土曜びはホントに家でくつろいでいた。俺の好きなアニメなどの仕事の関係で見れていないものを見るという最高の1日で終わった。
何度も言う。
課題が終わっているのは神だー!!!
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