長いのに飽きない、マンネリしない、作者の引き出しに驚かされる
登場人物の名前をあえて出さないところがとても良い、なぜなら覚えたところで忘れるし、覚えてないとついていけない場合読むのをやめてしまう。
これだけ長い作品なのに、主要人物は少しだけ。
水戸公門やコナンに近いように感じる。
かといって雑に人物描写をしておらず一人一人個性があり人間関係がある。不思議だ。。
過激な戦闘シーンも魅力的ながら、内面描写や心のぶつけ合いが秀逸。読んでいて報われてよかったと感じることや成長にほっこりするシーンもあり、ただ面白いよみやすいだけではなく読んでいて刺激がある。
この作品に出会えてよかった、そんなふうに思える超大作です。
様々な世界で両方の性別を輪廻転生し続ける主人公は、何度も世界と人に殺され続けていた。
世界の枠組みの中で周りに合わせて、意見も交えて生きていた。
でも結果は、裏切られ・騙され・反抗され・邪魔で目障りだから・利益の為に・欲望の捌け口に・権力者に・野蛮人に・・・世界や人に殺され弄ばれる。それらは貴族や権力者になっても同じであった。
疲れ果てた主人公は強大な力を持って新たに生まれた。なら自分を貫いて生きて逝こうと決意する。
自分を殺そうと理不尽を押し付ける人・権力・法など、それは全て敵だ!殺そうとするなら殺される覚悟をしろ!
これは自由に生きる主人公と、主人公の精神を支え様とする兄妹達の話。