ある意味で、ある女神の失恋から始まる『ざまぁ』もののテンプレから物語は始まります。
ただ、この作品の面白いところは、同じような境遇の“もう一人の男神”が登場するところでしょう。
そして興味深いのが、フラれた2人の相手が、これまたそっくりな性格の持ち主であるということ。
逆に、フラれた側の2人――女神と男神の方には、最初はお互いに忌避感があるところでしょうか。
そんな2人が、徐々に距離を縮めていき、ある目的を共有するようになります。
その様子がとても痛快です。
さらに、そんな『ざまぁ』劇を一緒に計画し、実行していくうちに、2人の間に・・・(≧▽≦)
そしてその裏には、単なる『ざまぁ』では終わらない『真の目的』が隠されていて、物語に深みを与えています。
痛快で、笑えて、最後は心が温かくなる。
そんな作品を求めている読者に、ぜひおすすめしたい一作です!
2話13000字の短編ですが、★563と、怪物級の評価を得ている本作。
読んで見てそのわけが良く分かりました。
作者の「暇潰し請負人」さんのお名前のとおり、とにかく読みやすい! 分かりやすい! しかも面白い!
13000字ですが、多分10分かからずスラスラ読めると思います。
多分、文章の書き方、レイアウトも、読みやすい様に工夫しているのだと思います。
また、キャラの立て方が上手で、つい引き込まれて主人公を応援している自分がいます。
典型的なざまあ系のお話で、似たようなものはいくらもあるはずですが、それでも売れるものは売れる、そういう当たり前のことを実感した小説でした。
ざまあ系を書く方も書かない方も、得るもののある小説だと思います。
ぜひどうぞ。