きちんと”小説”と言える構成と文章と、描写があって、最初の数ページから期待値が高かった。
最近の、セリフばかりが続く”小説もどき”ではなかった。それだけで、活字中毒の私はワクワクが止まらなかった。
読み進めると、物語自体しっかり骨組みがあって、展開が流れるように自然で、キャラが魅力的で、煩わしく感じる不必要で遠回りな展開もなく、読みやすくてとても面白い。
いや、逆か?面白いからするする読めてしまう。
恋愛と、それ以外のバランスも良い。なので、飽きない。
直ぐに次のページをめくってしまいたくなるのは、考えられる理由とすると、
そう、魅力的なキャラクター達。
主人公カップル、とてもかっこよくて可愛い。ずっと仲良くしてて欲しい。それだけではなく戦闘もある。
主人公達だけではなく、沢山色んな人間が出てくるところも良い。
だから群像劇にもなり、世界に深みが増し、よりリアルに想像できる。
これぞ、小説。
ここまでしっかり描かれてる異世界転移ファンタジー小説(しかもBL)(加えてネット小説)は、なかなかお目にかかれない。
恋愛模様は、ゆっくりじっくりコトコト煮込むスタイル。じれったさが良い味出してる。
キャラが辛い展開=読者が辛い展開は、長く続かないところがとても良い点。だからこそ途中で読むのをやめなかった。むしろ、止まらなかった。一気に読んでしまった。
BLに抵抗なく、恋愛小説好きで、読書好きで、ファンタジー好きなら、この小説に絶対ハマる。
何はともあれ、読んでみてほしい。
超絶おすすめだぞ!!