冷凍睡眠から目覚めた主人公は、記憶を失ったまま少女・シヴィラと出会い、自らが“伝説の英雄”と呼ばれる存在であることを知る。壮大なスケールで描かれる世界観に惹き込まれ、記憶のない“英雄様”が、時を超えて手にした自動小銃を操る戦闘シーンには思わずドキドキさせられました。また、彼の眠りを守り続けてきた一族の“想い”が継承されていることも印象深く、静かな感動を呼びます。旅立ちの場面では、いよいよ物語が本格的に動き出す気配が漂い、これからどんな真実と出会うのか、続きを追うのが楽しみでなりません。
近代兵器というものはカネの切れ目が縁の切れ目で、カネの通じないところでは早々に息が上がってしまうものです。そういう、素潜りのドキドキ感を味わいながら、ポストアポカリプスな新世界を旅する冒険記。サバイバルです。大変よろしいと思いますよ。
異世界に近代兵器を登場させると、どうしてもバランスが難しくなりがちだと思いますがこの作品は非常に良いパワーバランスの中で、魅力的なキャラがそれを更に上手く輝かせていると思います。ファンタジー+SFに興味がある方は、是非とも開いて読んで見て下さい。
異世界というよりは文明が滅んだあとのはるか未来が舞台なんでしょうかね登場人物の心理描写、世界観を表わす情景描写にアクション描写、どれもハイクオリティの文章で書かれており思わず引き込まれてしまいますファンタジー世界を銃を使って暴れまわるそんな作品を求めている方ならきっと満足できるのではないでしょうか!
ジャンルとしては終末風の異世界ファンタジーが正しい・・・・・・のかな?アークナイツとか、そういうのが好きな人は大好きな作風だと思う。(私は大好きでした)。 あととにかくヒロインが健気でめちゃくちゃかわいい。